深セン市にある庭園「深セン国際園林花卉博覧園」

2014/02/06

どこの庭園がお気に入り?世界各地の庭園めぐり

深セン国際園林花卉博覧園

「深セン国際園林花卉博覧園」、略して「園博園」は、2004年に開催された中国国際花博の跡地で、現在は公園として無料で市民に開放されてる。2008年には国務院住建部により国家重要公園に指定され、特に屋外庭園の園芸に力を入れている深センの新観光スポットだ。面積66万㎡という広大な園内には1800種以上の草花が栽培されている。また、園内では各種イベントが随時開催される。

公園のシンボルは、園内の最も高い場所にある9層8角形の石塔だ。深セン市福田区に建つことから「福塔」と名付けられている。この場所からは、園内の全景や、深セン湾の風景を見渡すことができる。中国各地をテーマとした展示は、上海の代表的な中洋折衷民家「石庫門」、杭州・西湖のほとりにたたずむ「雷峰塔」、河北の「柏坡人家」、アモイの「琴島」、済南の「趵突泉」、南寧の「壮郷歌圩」、昆明の「石林」、惠州の「新客家伝説」、郑州の「武之魂」などなど。世界各地の庭園としては、日本庭園はもとより、ネパール、アメリカ、パキスタン、カナダ、フランス、ブルガリア、インド、ケニアなど、実にバラエティーに富んでいる。「恐竜館」には世界各国の恐竜が展示され、中でも注目は中国最大のマメンチサウルス、アメリカのティラノサウルスだ。

園博園

 

また、この公園は1MWp(約300世帯をカバーできる電力)の太陽光発電システムを備えている。これは中国の太陽光発電としては最大規模。世界でも有数の発電基地となっている。二酸化炭素排出量の削減や燃料消費の削減など、環境保護につながる今後のエネルギー源として注目される太陽光発電を、いち早く取り入れている。季節ごとに姿を変える庭園、いろんな時期に足を運んでみて、お気に入りのお庭を探してみよう。

園博園 風景  園博園 風景2

深セン国際園林花卉博覧園
住所:深セン市福田区竹子林西
電話:+86-755-8282-9075
アクセス:地下鉄1号線「僑城東」駅下車。バス109、113、121、123、204、209、
210、21、222、223、232、234、245、26、319、338、350、367、49、54、
59、N4、N5、N6、高峰12号専線「園博園」バス停下車
料金:入場無料
開放時間:6:00~21:00

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