広州で活躍する極真空手道師範代 蘇理建二さんインタビュー

2016/02/04

日本古来の武道を伝承すべく広州に降り立った一人の猛者。
極真空手の普及が浅い華南地区で、日本人として、伝えていきたいこととは?

極真空手2Q・極真空手とはどういったものなのでしょうか?
力と強さ、感謝を養う武道です。ここで言う力とは腕力ではなく、生きていく上で必要な力です。人には体力、気力が必要で、学校では学力、運動能力、団結力、競争力を養い、一般社会では経済力や政治力、交渉力や責任能力、社会における個人的な力学など、様々な力があります。生きていく上で必要な力を身につけ養い、この社会生活を力強く生きていくという意味です。そして、力だけではなく、感謝の気持ちがなければなりません。
Q・極真空手を始めたきっかけは?
私は極真空手に携わって30年近くなり、極真を通して様々な事を学んだ中で大きく2回意識しました。9才の時に父が他界したのがきっかけで極真を始めました。父を亡くしたことで、母が私に強く生きていってほしいという思いがあったのだと思います。父が亡くなって以降、学校で父がいない事でからかわれたり、母子家庭に対しての冷たさを感じました。その状況の中で、力強く生きていかねばと意識したのは母と極真空手の影響が大きかったように思います。
もう一つ明確に意識したのが、1995年1月17日の阪神淡路大震災です。犠牲者6434人の未曽有の災害の真っ只中で神戸市東灘区の自宅は全壊し、1年近く避難所生活を余儀なくされました。その時も極真空手のおかげで、危険を回避し、母と自分の安全を確保し、勇気をもって冷静かつ迅速に救助活動に対応する事が出来たと体感しました。困難な状況であっても、極真で培われた精神で難局を乗り越えた。それは今でも日常生活を通じて日々実感しています。
揺るぎない精神力あってこその、道場の立ち上げ。そして、これから――
昨年末、上海で行われた全アジア空手道選手権大会に日本代表の1人として、大会最年長で10代20代の若者と共に出場しました。なぜ40代で未だに戦うのか?と、よく質問をされます。それは自分自身への挑戦でもあり、また指導する立場となっても後進を育てる中で、私が率先して実戦せねばとも感じたからです。
そんな蘇理師範代の元では、今日も国籍問わずの老若男女が稽古に励む。
こうしてスゴ録には、新たな1ページが刻まれたのであった。
どうもありがとうございました!
(レポーター・編集部m)

極真空手1蘇理 建二さん
極真空手中国広東省広州道場責任者
国際空手道連盟極真会館三段位 極真空手師範代
1973年8月31日生、兵庫県神戸市出身。
9歳より空手を始め、国際空手道連盟極真会館旧本部直轄大阪道場に入門。のちに兵庫県大阪南支部へ移籍し、極真空手世界二連覇の中村誠師範の元で修行する。2007年よりシンガポール支部へ移籍、2014年より広州在住。
2015年4月より広州市内にて、華南初の極真空手道場を発足、指導を開始する。日本での指導実績がある広東省で唯一の極真空手日本人師範代。

極真空手3極真空手 中国広東省広州道場
住所:広州市天河区珠江新城海風路47号
凱旋新世界広場広粤天地T26棟2階ホール
電話:(86)156-2230-1585
メール:[email protected]

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