広州市スタイリスト「髪と肌のこと」濱島一二

2016/02/03

こんにちは〜〜〜毎度です。濱島です。
もうクリスマスですネ。
Merry Christmas & Happy New Year!
前回お話をしました「化学的損傷毛」に続き「髪のお手入れ方法」です。
今回は、「物理的損傷毛」についてです。
「物理的損傷毛」で一番ダメージが大きいのが高熱によるタンパク質の変性と乾燥です。アイロンは、100度以上で使うことが多いので、最近では使用する人が以前と比べて少なくなってきたように思えます。
ハンドドライヤーでの”髪の乾かし過ぎ“にも注意しましょう。健康な髪の含水率は11%〜13%と言われていますが、私たちプロが乾かしてもそれを下回ってしまうことがあります。ただ、すぐに空気中にある水分を吸って元の状態に戻るのですが、皆さんが自宅でハンドドライヤーを使用すると乾かし過ぎでしまうことが多々あるようです。
シャンプー剤の選び方は、まず髪質・髪の状態に合ったものを選びましょう。美容師さんとよく相談して決めると良いと思います。
ただ、シャンプーは頭皮を洗うということですので、適当な洗浄力があることが大切です。よくテレビのコマーシャルで「一度使っただけで髪質が良くなった!」、「二週間の使用で髪がこんなに良くなった!」などとありますが、こういうことはまず無いと言っても良いでしょう。以前にも書きましたが、髪は自己再生能力が無いわけですから、もしそういった事があった場合は、何か訳のわからない物質が入っていると思ってください。おそらく、頭皮の汚れは綺麗に落ちていないと思います。
シャンプーの仕方は、まずブラッシングをして汚れを表面に浮かし、よくお湯で洗い流してください。
これで汚れの80%は落ちるはずです。次にシャンプー済を使い、お湯で落ちて切れていない脂の汚れを落とします。頭皮を傷つけないように丁寧に優しく洗ってください。頭髪の汚れはシャンプー済の泡だけでほとんど落ちます。
次に最後の”ゆすぎ“にはいるのですが、これが非常に大切です。シャンプー済に含まれている界面活性剤が残ると髪を乾燥させてしまうことになるのでよく洗い流してください。美容室でシャンプーをすると一人のお客様に80リットルくらいのお湯を使います。これは、お風呂の湯船の半分くらいに等しい量です。リンス、コンディショナー、トリートメントは髪の状態によって使い分けてください。何を使用しても悪い影響は無いと思います。
また、”夜シャンプー“をする方は必ず髪を完全に乾かしてから寝てください。髪が湿った状態で寝てしまうと、髪自体が少し柔らかくなっているため、摩擦に弱く、髪の表面(キューティクル)が傷んでしまいます。頭頂部の髪が傷んでいる方は、おそらくこれが原因であると思われます。
その他にも色々な原因で物質的損傷は起こりますが、その原因と対処法についてはまた次に機会に。
それでは、皆さま 良いお年をお迎えくださいネ〜〜〜。

濱島さまスタイリスト 一二
美容師歴36年を誇り、日本で美容メーカーの社外講師としても活躍。技術はもちろん折り紙つきだが、頭皮や髪に刺激の少ない薬剤を使用するなど髪の健康を一番に考えており、広州で人気のスタイリストの一人。
住所:広州市天河区天河南一路六運一街7号101房
TEL: (86)20-3734-0372
(86)134-5042-2334(濱島)
営業時間:11:00~21:00

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