ストレートコーヒー&パティシエ渾身のデザート「NEWMAN COFFEE」広州市天河区

2016/01/11

中信付近にお勤めの皆さん、香り高いコーヒーで一服できれば気分も大きく変わるのでは?慎ましやかな佇まいながら、エレガントな存在感が魅力のカフェ「NEWMAN COFFEE」ではそんな体験ができる。今回はNEWMANのこだわり、ストリートコーヒーとデザートにスポットを当ててみよう。
ストレートコーヒーコーヒー3
「ストレートコーヒー」とは複数のコーヒー豆を配合するブレンドに対して、一種類の豆だけで淹れたコーヒーのこと。現在では地域や農園などでも区別される。コーヒー豆の特徴にフォーカスしているため、それぞれの個性をそのまま味わいたい人にはベストな飲み方といえる。自分の好みがわからない、コーヒーの味の違いがわからないという場合、まずはストレートコーヒーから始めるのも一つの手だ。
一杯のこだわりのコーヒーは豆選びから始まる。コーヒーの産地は、赤道を挟んで南北緯25度間の「コーヒーベルト」と呼ばれる地域。産地の気候、土壌、水質、海抜、昼夜の温度差、日当たり、乾季と雨季のバランスなど複雑な要素の組み合わせで異なる味を持つコーヒー豆が生まれる。NEWMANでは世界各地から二十種類以上の豆を取り揃えており、すべて自家焙煎で提供している。
中でも人気なのは「マンデリン」(Mandheling)だ。マンデリンはインドネシア・スマトラ島の一部地域で栽培されるアラビカ種の豆。酸味は控えめで、深いコクとほろ苦さのバランスが特徴で、都会のクールな男性に好まれるテイストだ。女性に人気なのはエチオピアのイルガチェフェ村で栽培された「モカ・イルガチェフェ」(Yirgacheffe)。”モカフレーバー“と呼ばれる独特の香りとやさしく広がる酸味が特徴だ。
コーヒーの淹れ方は、ハンドドリップまたはサイフォンのどちらかを選べる。ハンドドリップは、おなじみのドリッパーとペーパーを使用する方法で、純良な成分のみを抽出できるのでクリアな口あたりとなる。一見簡単そうだが、「ドリップに始まり、ドリップに終わる」と言われるほど奥は深く、淹れる人の腕の差が如実に表れるのが特徴。サイフォンの仕組みは、下側の容器を加熱して水を沸騰させ、蒸気圧でコーヒー豆の粉の入った上側の容器へ湯を移動、加熱を中断すると減圧により下側の容器へ抽出されたコーヒーが押し戻され、濾過布を通ることで豆と分離する、というもの。おいしさもさることながらまるで化学の実験のような演出効果が特徴だ。
デザート
NEWMANのデザートはすべてが手作り。その日作られたものが5〜6種類並ぶ。(※)デザートを手がけるパティシエは、調理師学校を卒業後、フランス菓子の世界に入った。プロのパティシエとしてお菓子作りで大切なのは材料を正確に計ること…焼き時間を正確に守ること…ではなく、「心で感じること」だという。記憶に残る一つの出来事がある。キャラメル作りを習った際、「温度計にたよってちゃダメ。直接手で温度を感じなさい、身体で覚えなさい」とフランス人の先生から教えられた。とても印象的だったという。大切な教訓を胸に作られたデザートはどれも心がこもっている。中でも人気なのはマンゴーチーズケーキだ。コーヒー1
※予約注文も承っています。
慎ましやかなカフェだが、一杯のコーヒーから一つのデザートに至るまで、内装から調度品に至るまで、すべてにこだわりを感じる。知る人ぞ知るカフェとあって午後のコーヒーブレイクに訪れる人が多い。席を確保したい場合は前もって予約するのが確実だ。夜にはコーヒー教室もあり、ハンドドリップやラテアートなどのクラスが開かれている。興味のある方はぜひ問い合わせてみよう。 コーヒー2

NEWMAN COFFEE
住所:広州市天河区天河北路233号中信大厦
一階113番(マクドナルド隣り)
電話:(86)20-3846-3386(予約)
時間:8:00~22:00

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