「ライフパートナー」がチャリティイベント開催。ハンセン病快復者支援団体「家-JIA-」

2016/01/05

市場3中国のハンセン病快復者を支援
2015年春にも開催され大好評を博したこのイベントは、中国のハンセン病快復者を支援するNPO団体・「家-JIA-」の交流会でハンセン病の現実を知った「ライフパートナー」総経理の簡健偉さんが、かつて自分が感じていたようなハンセン病に対する誤解を解きたいとの思いから企画されたものである。
ライフパートナー&NGO
「家」のコラボレーション
簡さんがNGO「家」と知り合ったのは、2014年の夏。以前ライフパートナーで働いていた元従業員に「どうしても来て欲しいイベントがある」と誘われ出席した「家」の交流会でその活動を知り、感銘を受けたことから両者の交流は始まった。「ハンセン病は罹ったら治らない怖い病気だと思っていた」という簡さんは、「自分と同じような誤解をしている人たちに現実を知ってもらうと同時に、中国人として、日本人である原田氏が中国で行うこの”家“の活動を多くの皆さんに認知してもらい、支援してもらえる手助けができたら」と考えたのである。やがてそれは個人としてだけではなく、自身の会社全体としても支援していくことになったのである。そんな簡さんに賛同した協賛企業からは、それぞれ来場者が楽しんでもらえるよう工夫を凝らしたブースが出店されることとなり、今回も活気あふれる盛り上がりを見せたのである。
チャリティーフリーマーケット。
この日のために、気持ちを一つに。
当日はマグロ解体ショーや飾り寿司教室、日本語の書籍や手作りアクセサリーなどのフリーマーケット出店、日本酒の試飲や展示販売など、国籍を問わずたくさんの人が集まり、このイベントを満喫した。協賛企業より無料で振る舞われたアイスクリームやポップコーンを片手に、思い思いの形で場内を楽しむ様子が見受けられた。
野外ステージイベント、海鮮居酒屋兄弟船による圧巻の43キロのメバチマグロ解体ショーには、カメラを構える人が相次ぎ、巨大なマグロを包丁一本で鮮やかに捌いていく姿に、会場からは歓声が上がった。最後には捌きたての新鮮なマグロが握りや漬け丼にして振る舞われた。誠寿司では親子で楽しめる飾り巻き寿司教室が企画され、子供達が熱心に取り組む姿が見られた。他に中国茶やパンの販売もあり、フリーマーケット出店には学生を中心に多くの人が集まり、盛況を博した。
会場からは「来てよかった。あんな大きなマグロは初めて見ることができたし、中国人学生達のヨサコイソーラン節も上手だった。私もこのチャリティイベントを通して、ハンセン病支援のことを知れたので、そういう意味でも、来場者としてですが、すごく意義のある活動に参加することができて良かったと思います」「飾り寿司教室を楽しみにして来た。ハンセン病快復者支援のことが、もっとたくさんの人に知れたらいい」などの声が聞かれた。

市場2
ハンセン病快復者支援団体
【家-JIA-(JIA-Joy in Action)】
2004年に設立されたNPO団体である「家-JIA-(JIA-Joyin Action)」は、広東省を中心に、広西チワン族自治区、湖南省、海南省、湖北省など中国南部で支援活動をしている。現在では薬で完治できるが、かつては有効な治療薬がなく、患者は
「ハンセン病患者隔離村」で外界との接触を絶たれた暮らしを余儀なくされていた。「家-JIA-」は、中国南部にはすでに快復者である人々が暮らす隔離村で日本や中国の大学生、社会人のボランティアを組織し、ワークキャンプを行い、村民と共に農作業やインフラ建設を行うことで支援している。2014年には、その功績が認められ、事務局長・原田燎太郎さんが「市民社会に感動を与えた」人に贈られるシチズン・オブ・ザ・イヤーを受賞している。
ライフパートナーの寄付活動
現在、「ライフパートナー」では不動産紹介成約ごとに、仲介手数料から100元を「家-JIA-」へ寄付している。また、本イベントの他にもチャリティバザーやバスハイクなど、さまざまな催しを企画している。 市場5市場1

Pocket
LINEで送る