広州市スタイリスト「髪と肌のこと」濱島一二

2013/12/23

濱島一二 サロン皆さん、こんにちは濱島です。ここ広州でも少し寒さを感じますが、時々オーバーコート·ダウンジャケットを必要としますね。気をつけましょう。
さて、前回パーマとカラーは同じ日には施術をしてはいけないと言いました。憶えていますね。理由は簡単、髪に非常に負坦をかけるからです。ダメージが大きいからです。
パーマ剤もカラーリング剤も髪の構造を一時的に変化させています。タンパク質の変性ですね。この状態でまた同じ様な薬剤を使用する事は髪にも頭皮にも非常に影響が強く、ダメージも大きくなります。
では、日を替えて施術をするにはどちらが先に良いでしょうか?美容師達の中には色々な言い方をする人がいます。先にパーマをして後日カラーリングをするとウェーブが少し弱くなってしまう。又は先にカラーリングをして後日パーマをかけると色が落ちて少し明るくなってしまう。どちらも正解です。でも髪のダメージのことを考えると、やはりパーマが先の方が良いでしょう。
しっかり勉強した美容師さんであれば、的確に教えてくれるでしょう。理由は?
皆さんが美容室でパーマをかける時、又はカラーリングをする時に注意をして見てみると、パーマの時、最初につける薬を1剤と言い、コントロール後OKがでれば次につける薬を2剤と言います。1剤·2剤と言いますが、これは化学で言う還元、酸化を行っています。昔、化学の時間で習ったような気がしますね。次にカラーリングを見てみましょう。カラーリングの時にも2つの薬を使います。1剤は染料、2剤は過酸化水素です。これを混合して髪に塗布をするですが、この染料は酸化染料と言って酸化剤です。また過酸化水素も酸化剤です。
はい、少し考えると解かってきますね。パーマを先にかけて後でカラーリングをすると、薬剤の働きはスムーズで、還元剤→酸化剤→酸化剤→酸化剤となります。
反対にカラーを先にすると酸化剤→酸化剤→還元剤→酸化剤と言う働きなり、薬剤の効果がスムーズではありません。髪への負坦も大きくなります。この様な理由によりパーマを先にかけるのが良いでしょう。
今回はこの辺で。年の瀬もおしせまり、新年は日本又は海外に旅行をされる方が多いと思われますが、皆さん元気で気をつけて楽しんで来て下さい!
良いお年を♪
次回は年も改まりますので、内容も少し変えていきましょう。お楽しみに...

濱島一二

スタイリスト 濱島一二
美容師歴35年を誇り、日本で美容メーカーの社
外講師としても活躍。技術はもちろん折り紙つ
きだが、頭皮や髪に刺激の少ない薬剤を使用す
るなど髪の健康を一番に考えており、広州で人
気のスタイリストの一人。

濱島一二 地図

 

住所:広州市天河区天河南一路六運一街7号101房
TEL: +86-20-3734-0372
+86-134-5042-2334(濱島)
営業時間:11:00~21:00

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