中国三大石窟「敦煌莫高窟」

2013/12/18

敦煌 〜シルクロード〜敦煌へは広州からだと、直行便はなく、西安などで乗り継いでアクセス。敦煌空港から中心地は10数キロのところにあり車で約30分と比較的近い。陸路の場合、敦煌へのゲート駅は敦煌駅か柳園駅。敦煌駅から観光の拠点の敦煌までは車で約20分、柳園駅からは約2時間だ。

見どころは、中国三大石窟のひとつ、敦煌莫高窟。断崖を削って作られた石窟で、その長さは南北約1.8km、上下5層とスケールの大きさに驚く。1987年にユネスコ世界文化遺産に登録され、各々の窟の中には、極彩色の美しい壁画や塑像が収められている。壁画の総面積は約4万5000㎡、塑像は2000体以上あるという。まさに「砂漠の大画廊」だ。

壁画は、仏教世界を描いたものが多く、中国仏教美術の歴史に触れることができる。現在約735窟が発見され、そのうち、芸術的な価値の高い約490窟に番号が付けられている。

7月に訪れたときは、シンボルである「九層楼」が改修中のため見学できなかったのが残念だが、中には、高さ35mの弥勒菩薩の座像が鎮座している。ほかに、飛天や菩薩が美しく描かれた第57窟、敦煌文書が発見された第17窟などが有名だ。

見学は必ず石窟の鍵を持った専属ガイドと巡る(個人見学はNG)。どの窟に入れるか、どのルートで巡るかは、指定できず、運次第だ。日本人が多いときは日本語ガイドを付けてくれることが多いが、繁忙期などは事前に現地やツアー会社に確認したほうがベター。また、基本的に写真撮影はNG、また窟内は暗いので、懐中電灯を持っていこう。

                 (次回は鳴沙山を紹介します)

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