広州市スタイリスト「ヘナについて」濱島一二

2015/06/23

CYNERGI 看板

 

こんにちは!毎度です。濱島です。
今回、50歳代女性のお客様から急な質問を受けましたので紹介します。
Q8.「ヘナ」について。私は、日本の美容室で「ヘナ」の経験がありますが、良い時とそうでない時があります。また、友達の中には自分で買ってきて自ら施術をしている人もいます。どうなんでしょうか?
A8.お答えします。「ヘナ」の歴史は非常に古く、遡れば紀元前からあると言われています。かのクレオパトラも使ってい
たという話もあります。

ヘナ
大昔では、この「ヘナ」を使って腕や顔に模様を描いて入れ墨として使っていたと言われていますね。
近年、日本でも多くの「ヘナ」が白髪染めとして普及してきました。私の知るところでは、40年くらい前からありましたが、当初は”トリートメント“として使用され、「髪質が非常に良くなる」、「ハリが出て髪がしっかりしたみたい」と言う声が多く聞こえていました。
白髪染めとして普及してきたのは25年くらい前でしょうか。当初は「非常に良い」とされてきましたが、需要が多くなるにつれて品質が悪くなり、くなり、お客様からも不満がでるようになって徐々に使われなくなったように思います。
「ヘナ」とは「ヘンナ」と言われる「ミソハギ科」の常緑低木の葉から採れるものが本来のものとされていますが、茎や根をすりつぶして葉と混ぜていたり、土を混ぜていたりするなど製造管理の悪いものが出まわったこともあり、だんだん品質が落ちてきて評判が悪くなってきました。ただ、それも日本人が管理するようになってからは徐々に品質も良くなり、今に至っている訳です。

ミソハギ科ヘナ・ヘンナ
ちなみに産地は、インドのラジャ地方で生産されるものが良いとされています。私が今まで出逢った中では、「太陽の大地」と「ジャパン・ヘナ」といったブランドが良いと思います。中国でも美容問屋に行けば手に入ります。品質は、ちょっとわかりませんが・・・今月は、ここまでです。次回は、実際に「ヘナ」の使用法やポイント等を紹介します。お楽しみに〜〜

 

濱島一二

スタイリスト 濱島一二
美容師歴36年を誇り、日本で美容メーカーの社外講師としても活躍。技術はもちろん折り紙つきだが、頭皮や髪に刺激の少ない薬剤を使用するなど髪の健康を一番に考えており、広州で人気のスタイリストの一人。
住所:広州市天河区天河南一路六運一街7号101房
TEL:(86)20-3734-0372
(86)134-5042-2334(濱島)
営業時間:11:00~21:00

 

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