本格手打ち蕎麦の「和紗美」日本の心を広州で

2015/03/24

和紗美 定食 和紗美 お刺身

奈良時代以前に伝来し、長い年月をかけて日本人に愛され続けてきた蕎麦。日本料理の中でもその調理法や味わいは実にシンプルではあるが、江戸時代の落語や小噺の題材としても数多く登場し、我々日本人の生活には欠かすことのできない、謂わば”心の味“だ。

昔から「蕎麦は三たて」と言われる。”挽きたて“の蕎麦粉を使い、”打ちたて“の蕎麦をすぐにお湯にくぐらせ”湯掻きたて“で出さなければ本当に美味しい蕎麦とは言えないという意味だ。蕎麦の醍醐味は、何といっても香りと喉ごし。これらは、この「三たて」が実現できるかどうかによって決まると言っても過言ではない。挽きたての蕎麦粉で、熟練の職人が素早く蕎麦を打つことは、日本そばを看板料理に掲げる店には必要不可欠な要素のひとつと言えよう。広州地下鉄3号線「岗頂」駅C出口を出てすぐ、総統大酒店5階にある「和紗美」は、そんな本格蕎麦を提供する日本料理店だ。今年の1月にオープンしたばかりだというのに「美味しい日本蕎麦が食べられるお店」と噂が広まり、連日多くの蕎麦好きで賑わっている。同店では、「広州でも美味しい本格的な蕎麦を提供したい」というオーナーの思いから特に「三たて」の内の”打ちたて“、”湯掻きたて“にはこだわりを持っており、店内にある蕎麦打ち台では、職人が絶えず蕎麦を打つ。そのため風味豊かな香りが絶妙で、日本の蕎麦屋と比べてみても何ら遜色のない抜群の一皿が味わえる。また、蕎麦つゆには「宗田花がつお」をはじめ、醤油等の調味料は全て日本のものを使用し、蕎麦本来の味を引き立てる旨味を抽出するなど一切の妥協はない。
看板料理の日本蕎麦に限らず、季節の日本料理、新鮮な魚介類、日本直送の「和牛」、そして全国津々浦々の郷土料理がずらりとメニューに揃い、家族連れから接待、会社帰りや休日の昼下がりの”ひとり飲み“にまであらゆる場面に使える

本格手打ち蕎麦

「和紗美」。ランチタイムには、各種定食や丼もののセットメニュー、彩り豊かな季節の食材をふんだんに使ったお弁当など(全てにコーヒーとミニそばが付く)が75元から提供される。広州に居ながらにして日本の老舗蕎麦屋さながらの味に出会える同店で”日本の心“を感じてみてはいかがだろうか。

和紗美 地図

住所:広州市天河区総統大酒店5階

(地下鉄3号線「岗頂」駅C出口すぐ)
電話:(86)20-3831-7959、(86)137-5105-6302(日本語可)
時間:ランチ 11:30~14:00
ディナー 17:30~24:00

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