中国人の命名の仕方「愛マンダリン中国語学校」広州・深セン

2015/01/20

起名する時に使用する筆と紙

中国人の名前は、単に両親が決める名前だけではありません。中国人は多くの名前を持つことができます。生まれて1ヶ月の赤ちゃんには、「乳名」がつけられます。家族、親戚、親友によってその名前を決めるようですが、主に年長者や親友によって決められます。

男の子の名前には、健康・長寿・繁栄・才能・長所・忠誠・愛国心・知性など親の希望を反映した力強い名前がつけられ、女の子には、美しい花・かわいい鳥・楽器や宝石の名前、また優美・倹約・純粋など女性らしさを表現した名前をつけます。また地域によっては、「長女」「次女」「三女」など順番をつけるところもあるようです。

中国では、1つの家族に生まれた全ての男の子にはたいてい最初の文字または形容詞を共有した名前をつけます。女の子もそれと同様に名前をつける事もあるそうです。

また子供の星座と五行思想の関係をもとにして名前をつける方法もあります。子供の生まれた月、日、時間から占い師がその子供が五行思想(金、木、水、火、土)を備えているかどうかを判断し決定します。どれか欠けているものがあれば、それを完璧にするために子供の名前に使います。

さらに時代の要素も多く反映しています。昔は、富・運・幸福を意味する文字が一般的でしたが、1950年代~1960年代は「国を築く」(建國)「国を祝う」(國慶)「英国帝国主義者と戦う」(反帝)という意味を込めて名前がつけられたようです。いつの時代も命名は悩むものですが、どの国でも子供を思う両親の気持ちは同じですね。

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