伝統的な民族楽器、古箏「星海音楽廳 交響楽廳」広州市越秀区

2014/12/24

古箏 星海音楽廳 交響楽廳

古箏は中国の伝統的な民族楽器だ。漢の時代以前は12弦が主流だったが、唐代になってから13弦となり、明・清代から15弦、16弦となって、現在では18弦、21弦、25弦など多彩な箏が演奏されるようになっている。梧桐(アオギリ)の木で作られた音箱に絹の弦を張り、柱で音階を調節しながら、右指先に義爪をはめて弾く。

星海音楽廳では初となる古箏の名手を招いての音楽会が催される。古箏に人生を捧げてきた芸術家たち、その演奏は彼らの生き様そのものを映し出すともいえる。今回の音楽会は、古箏界では広く知られた名手が勢揃い。その演奏はまるで詩を唄うがごとく、絵を描くごとく、感情豊かに表現される。すでに名人の域に達している奏者たちだが、古箏の普及・発展のため後継者の指導育成にもあたっている。名手の1人王昌元さんによれば、最近の箏の楽曲は“技自慢”の傾向があり、音楽の本質から少々離れているという。もともと音楽とは「楽しさ」を表現するものであり、「技」の自慢ではない。古箏は幾千年にもわたる歴史を持つ。その伝統に根ざしてこそ表れる古箏の魂、それが現代箏の健全な発展に欠かせないと説く。年の始めに悠久の魂を感じてみてはいかが?

星海音楽廳 交響楽廳
住所:広州市越秀区二沙島晴波路33号
日時:2015年1月3日20:00
料金:RMB180、RMB280、RMB380、RMB480、RMB680、RMB1,080(RMB680×2人)、RMB830(RMB480×2人)
ウェブ:http://www.concerthall.com.cn/events/neweventdetail.php?id=2214

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