中国人の日本旅行、好みのホテルのレストラン

2014/09/29

彼らの日本旅行中の動向が明らかに!

~Hotels.comの最新調査~

Hotels.comの最新調査

2013年の中国人海外旅行者は全世界で9,700万人にのぼり、2012年に比べて1,400万人増。日本政府観光局(JINTO)の調査によると、2014年上半期の中国人訪日者数は100万人を超え、昨年の約2倍程度増加している。また、若い世代を中心に、個人旅行を好むと回答した中国人旅行者も増加傾向にある。3,000人以上の中国人海外旅行者と、世界各国のホテルで働く3,000人の従業員を対象に行なった今回の第3回CITM調査から、中国人旅行者の動向の様々な変化や、それに対して日本のホテルがどのような対応をしているのかが分かる。

日本のホテルで働く従業員に調査したところ、回答者の66.0%が宿泊費を除くホテル内のサービスにおいて宿泊客が最もお金を多く払う場所・サービスは、ホテル内のレストランであると答えた。多言語対応のメニューや言葉の問題など、レストラン側の受け入れ態勢についても充分に整っていないという意見も挙げられたが、3回目となる今回の調査結果においては、宿泊客がホテルの従業員へ質問したいことTOP3として、滞在地での観光、ショッピングに続いて、グルメについての問い合わせという結果になっており、約2人に1人の回答者(51.1%)が訪日旅行での最も人気なアクティビティのひとつにグルメを考えていることもわかっている。

また、今回の調査では、調査開始後初めてアンケートに参加した中国人旅行者の半数以上がウェブサイトやモバイルアプリを利用してホテルを予約していると回答。さらにその半数が旅行のリサーチのためにオンラインホテル予約サイトやレビューサイトを利用しており、3人に1人がソーシャルメディアをチェックしていることがわかった。上記を踏まえると、日本国内のレストラン情報の入手が容易になっているにも関わらず、ホテル内のレストランの利用が多いということは、ホテルのレストランが質の高い食事を相応の価格で提供し、さらに日本独自のサービスにより、中国人旅行者が安心して食事できる環境とメニューを提供できていると言えるのではないか。

「日本は世界でも有数の様々な美食が揃う国のひとつであり、皆さんが宿泊されるホテルにも美味しい料理を提供するレストランが多くあると思います。Hotels.comのサイトではお部屋情報以外にもレストラン情報の他、実際に利用されたお客様のレビューが充実していますので、美味しい旅の参考にしていただければ嬉しいですね。」とHotels.com日本地区、生駒千絵マーケティングマネジャーは語る。

この結果から、中国人の指向はかつて好んでいた団体旅行から個人旅行に移行していることが明らかになり、旅行スタイルが多様化する中、いかに正確で有益な情報を旅行客に届けることができるかが今後の課題となってくるだろう。

 

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