焼き鳥と日本産ワイン「萬炙(バンビ)」広州市

2014/09/15

萬炙

萬炙(バンビ)の焼き鳥

車の往来が多く、いくつものビル群が建ち並ぶ体育東路の一角に日本料理店「萬炙(バンビ)」がある。

日本で飲食店の勤務経歴を持つ馬林さんがここの店長を務めている。同店の一押しは何と言っても焼き鳥だ。メニューを見てみると砂肝、かわ、ネギマなどお馴染みのラインナップが並ぶ。その中で馬林さんがオススメするのは豚バラだという。実際に食してみればなるほど塩加減が絶妙で豚バラの旨さを引き立てている。これはまず食べ始めに注文してみたい。また、驚かされるのが日本の焼き鳥屋のメニューではおそらく見られないであろうフォアグラ。高級食材として名高いフォアグラだが、中国ではフォアグラ総生産量が高い国の1つであるためか、このように一般に流通しやすい食品となっているのだ。このフォアグラを注文するのは、やはり中国人客が多いらしい。名だたる高級食材をこのように気軽に食せるのも中国ならではだろう。焼き鳥以外の料理も充実しており、とろけるチーズの上に生地を置いたチーズ豚平焼きもこれもまたイケる。トロトロとしたチーズとふわふわとした生地の上に掛かったソースが絶妙なハーモニーで箸が進む。

また、なんとここでは日本産ワインも思い切り楽しめる。同店でしか取り扱ってない勝沼産甲州種ワインが特にオススメだという。日本産ワインの他中国産ワインも取り扱っており両国のワインがその場で楽しめてしまうのも同店の大きな魅力の1つだろう。

萬炙(バンビ)の料理  萬炙(バンビ)拘りの酒

この萬炙は今年7月にオープンしたばかりで、今後の成長が期待できる店だ。店長の馬林さんは同店を毎日満席、行列が出来る店にすることを目標として掲げている。また「お客様の声を大事にしたい」との思いから、もしリクエスト料理などがあれば材料が許す限り、要望に応えてくれる。評判が良ければメニューとして取り入れることも考えているという。顧客と共に作り上げていく店舗だと言ってもいいだろう。

まだまだ発展途上の萬炙の今後の展開から目が離せない。これを期にぜひ訪れてみてはいかがだろうか。

萬炙(バンビ)

萬炙‐バンビ‐

住所:広州市体育東路40号(方圓大厦向かい)
電話:(86)20-3893-6880
時間:17:30~24:30

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