深センものがたり 第50回

2022/10/05

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深セン、おもしろ話
この20年間、深センで筆者が遭遇した“おもしろい出来事”をお伝えする。

好きな言葉は? と質問されたので、“一期一会”が好きだと回答したら、中国人の通訳が翌日、“イチゴ”を買ってきてくれた。彼女の心遣いには感謝したが、一期一会の意味は相手に伝わったのかなぁ…スクリーンショット (1904)スクリーンショット (1903)

2013年、当時は反○の嵐、「オイお前は日本人か?」、「えっ?は、はいそうですが…(怖い)」、「オレは日本企業で働いてるが、お前らは優秀だ!」、「は、はい、あ、ありがとうございます」、「でもなぁ、お前らの英会話能力はサイテーだ! まるで子供が本を棒読みしているようだ。取引先の米国人はオレの英語の方がよっぽど理解できるらしいぞ」、「ア、アイムソ、ソーリィ…(これがオチか)」。

大阪に住んでいる中国人の女性、「大阪のおばちゃんは、電車の中で知らない人に飴ちゃんをあげるらしいと聞きました。ぜひ、自分も一度でいいから飴ちゃんをもらってみたいと思って電車に乗ってるのですが、半年たっても、まだ一度ももらっていません。」筆者もないし、周囲の知人からも飴ちゃんをもらった話は聞いたことがない…スクリーンショット (1906)

15年前、映画“崖の上のポニョ”を羅湖東門で買ったDVDで鑑賞、日本語のセリフ「早く帰っておいで」、字幕の中国語「向左辺!(左へ行け)」、???、おそらく“走”と“左”の同じ発音の翻訳ミスだろう…、更に画面の中で大きな黒い人影が立ち上がって歩いていく、、、これって、劇場で盗撮したニセモノDVDやんけーーーっ!

火鍋の合コンの時、ある女性が、「我要小鲜肉」、と言った。それを聞いた中年男性が、彼女のために“霜降肥牛”を半人前だけ追加注文した。
※ 小鲜肉=若いイケメンの意味
中年男性の合コンの成果は無かった…スクリーンショット (1907)

日本人H氏は覚えたての中国語で、お世話になった人への御礼に、「漫画你,漫画你」、と頭を下げながら連呼していた……“麻烦你”と言ってるつもりだったのだろう

日本人K氏は覚えたての中国語で、食事をご馳走になった人への御礼に、「不要客气,不要客气」、と連呼して頭を下げていた……“不好意思”と言ってるつもりだったのだろう
※ 不要客气=遠慮せずに、不好意思=申し訳ない

とにかく明るく、いつも元気な羅湖の日本料理店のナナちゃん、飛びっ切りの“天然タイプ”でもある。
手を挙げて料理を注文するお客さんへ、「はーい!」、と笑顔で走っていき、ハイタッチして(注文も聞かず)戻っていった。店内のお客さんは全員大爆笑だった…スクリーンショット (1902)スクリーンショット (1905)

20年前の会話、「仕事やってるか?」、「飯、食った?」、「春節は故郷へ帰るの?」。

10年前の会話、「マンション持ってるかい?いくら?」、「銀座のショッピングはどうだった?」、「先月は家族で北海道の温泉へ行ったらしいね?」。

最近の会話、「PCR検査へ行ったかい?」、「ワクチン3回目打ったの?」、「家はまだ封鎖中?」。スクリーンショット (1901)

以上


宮城 紀生深セン在住20年のベテランコンサルタント
宮城 紀生
miyagi@waya.net.cn
 
 
 
 
 
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