殿方 育児あそばせ!第57回「親子で協力 アイス作り」

2022/09/07

殿方育児あそばせ

家族でアイスクリーム自作

広州の夏は今年で2回目だ。暑さに加えて湿度もやってくるこの夏は、やはり簡単には慣れそうもない。この記事が発刊されているころにはある程度、暑さも落ち着いていることを祈る。

そんな暑さから少しでも開放されたいと思ったのか、息子が図書館から【お料理図鑑】を借りてきた。そして図鑑に掲載されているアイスのページを開き「アイスを作ってみたい」と言い出したのであった。アイスは普段コンビニなどで買うことはするが、自作したことは私自身も無く、少し身構えたが本を確認してみると、意外にも少ない材料と調理工程で出来ることを知ったので家族でトライしてみることに。

スクリーンショット (1778)スクリーンショット (1779)まず材料だが、牛乳、卵黄、生クリーム、砂糖、バニラエッセンスの5つのみ。最初に生卵を割って、卵白と卵黄を仕分ける。思っていた以上に息子が器用であり、難なくこの工程をこなしたのは驚きだ。何事も失敗前提でやらせてみると思わぬ発見があるものだ。そして、それらを所定の分量用意し、鍋で弱火にかけながら泡立てていく。さて、卵黄や砂糖、牛乳、バニラエッセンスを混ぜていく工程は息子にも簡単に出来た。

問題は火を使う工程。慎重にコンロの火をつけ、ゆっくりとかき混ぜながら弱火で加熱していく。火の熱を手で感じるため、息子もずっと緊張感を持ってやっているようだった。しかし怖がることもなくむしろ楽しんでいるのが印象的だった。スクリーンショット (1780)

こうして出来たアイス液の粗熱をとりバットにいれて冷凍庫へ入れて数時間待つ。そして固まったアイス液を剥がし、空気を入れ込むようにかき混ぜ、再度冷凍庫で固める。この工程を何度か繰り返して滑らかさを出していく訳だが、物凄い力が必要……。おいおい、そんなこと料理本には書いてないぞ。ということで、この工程は間違いなく大人の力が必要です。もしかしたら大人の女性でも難しいと思うので、家族でアイス自作してみたいという場合、パパは覚悟してくださいwww少し溶けた状態になればかき混ぜやすくはなりますが、まぁまぁ腕は疲れます。

数時間後、苦労しながらも親子で協力したアイスがついに完成! 娘も一緒に、完成したアイスにフルーツやビスケットなどをトッピング。最後はこうして、小さい子でもトッピングは一緒に楽しめる。お兄ちゃんが作って自分でトッピングしたアイスは格段に美味しく感じるだろう。

肝心の味は、実に風味豊かで美味しい。そして滑らか。成功の秘訣はバニラエッセンスの量である気はする。基本的にバニラエッセンスは【適量】や【お好みで】などの書かれ方をすることが多いが結局どれくらいやねん? という気分になることが多い。我が家では今回、少し多いかもな?と思いつつ10滴くらい垂らした。まぁこれが息子の【適量】であった訳だが。お陰で風味はかなり出た。

いざ実食!

いざ実食!

何よりも成功だと思った理由は、美味しいアイスがこんなにシンプルな材料と単純な工程で大量に出来上がったことだ。それに加えて、息子に達成感を味わわせることも出来た。バットいっぱいのアイスが出来上がったが、これはとてもじゃないが一度で食べ切れる量ではない。何日かに分けて楽しめた。ぱっと聞くと大変で面倒なように感じる【アイスクリームの自作】だが、非常に簡単な工程で子供でも楽しみながら作れ、コスパよく美味しいアイスが大量に作れる。おすすめだ!

次回はアイス液にフレーバーやフルーツを混ぜてバニラ以外のオリジナルフレーバーの開発に挑戦してみたいところだ。


スクリーンショット 2021-09-06 144041

Ryosuke Yoshida

埼玉出身、大阪生活は12年。中国語初心者・初の海外生活ということで右も左もわからない状態ですが、世界埼玉化計画推進の為、広州に家族(妻・長男6歳・長女2歳)とやってきました。広州在住日本人の先輩方に助けられ徐々に行動範囲と会話力が広がってきたところです。趣味はゲーム。仕事もゲーム。好物はビールと十万石饅頭、そこらへんの草。

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