深圳子育てDiary「自律神経を整える方法①」

2022/09/07

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昔は小さな漁村だった深圳が、今では「中国のシリコンバレー」と呼ばれる経済特区に大成長。
単身者ばかりだった日本人も最近では帯同家族世帯も増えてきている。
そんな深圳に住む筆者が今回お届けする、健康コラムを参考に身体の調子を整えよう。

少しずつ日の入りも早くなったとはいえ、まだまだ暑いですね。皆さん、夏の疲れを溜めていないですか? 疲れを溜めにくい身体、疲れても疲れが取れる身体であれば、私たちは毎日快適に過ごせますよね。つまり動ける時に動いて、休む時にはしっかり休める身体。そんな身体にとても大切な役割を持つ【自律神経】について、今回は書きたいと思います♪スクリーンショット (1776)

「自律神経って聞くけど、イマイチ掴みにくいのよね」と言う方のために「エアコンのオートコントロール機能みたいなもの」と、よく例えて話をします。暑ければ頑張りモードで冷やし、涼しくなれば自動的に休止モードと、切り替えてお部屋を快適な温度に保ってくれていますよね。そんなオートコントロールのような機能が、私たちの身体にも備わっています。
体温調節、心臓の鼓動を調節、血圧の調整、呼吸、暑かったら汗をかき、疲れたら眠くなり、というふうに日中の頑張りモード(交感神経優位)と、リラックスしたい時のお休みモード(副交感神経優位)という2つのモードを、1日の中で無意識下で切り替えてくれてるのが、自律神経なのです。
その自律神経が「乱れる」と言うのは、交感神経と副交感神経の切り替えが上手くいかず、バランスが崩れている状態。
そうなると、疲れているのになかなか寝付けなかったり、頑張りたいのに気力が湧かなかったり。また、気持ちがイライラしやすかったり落ちがちになってしまったり。急な動悸がしたり、暑くないのに汗をかいてしまったり。一つでも当てはまるなと思ったら、最近調子が悪いなぁと嘆く前に、自律神経が乱れているのかな、とちょっと気にしてみてくださいね。
では、自律神経を整える方法を、まずは主な原因3つから紐解いてみましょう。

たっぷり遊んで……

たっぷり遊んで……

しっかり休む

しっかり休む

1、ストレスや緊張感が続いた状態が継続すること
これはご存知の方が多いかなと思いますが、頑張りすぎて交感神経優位な緊張状態がずっと続くと、上手くリラックスモードに切り替えれなくなります。切り替えスイッチが錆び付いてしまうイメージ。しっかり休めないのは辛いですし、様々な不調につながります。

2、ホルモンバランスが大きく変化する時
自律神経はホルモンバランスの乱れと大きく関係しており、ホルモンバランスが変化する時期には乱れやすいのです。子どもであれば思春期。そして女性は妊娠、産後、更年期。男性にも更年期があります。思春期や更年期にイライラしやすいとよく言われるのはこのため。
また産後はホルモンバランスの変動が大きい上に、24時間の途切れない緊張感、授乳による睡眠不足も相まって、自律神経がとても乱れやすく心にも影響を及ぼしやすいということを、自分自身だけでなく周りも知っておいてくださいね。

3、姿勢
姿勢とは意外に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、自律神経の一部は脳から背骨の内側を通って伝達されています。そのため、背骨が曲がっていたり圧迫されていると、曲がったり潰れたホースでは水が上手く流れないように、神経も上手く伝達されなくなってしまうのです。猫背やストレートネックは、自律神経が乱れることから、やる気や集中力にも影響を及ぼしやすいです。

ではどうしたら自律神経を整えることができるのでしょうか。頑張りたい時のエナジードリンクや、コーヒー、休みたい時のお酒や薬は対処法。そうではなく、身体そのものを整えて、交感神経、副交感神経への切り替えのスイッチをスムーズにして自律神経を整えていく。
その方法は……
次回につづきます!


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Suzan Sensei
海外在住歴11年。2022年より深圳在住。ピラティスインストラクター、産後指導士などの資格をもつ。現在は「誰かの健康や生活にちょっとしたプラスになれば」という思いでPPWにてDiary執筆中。
Instagram: sumieplus1130

 

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