ノーベル賞受賞作家の話題作が演劇に「悪い娘の悪戯」広州市白雲区

2014/06/26

悪い娘の悪戯

ペルーのノーベル文学賞受賞作家、マリオ・バルガス・リョサ(Mario Vargas Llosa)の小説「悪い娘の悪戯」から命名されたお芝居が広州話劇芸術中心で上演される。2011年には原作小説の日本語訳が刊行され、多くの読者を惹きつけてきた。舞台作品としてその魅力がどのように表現されるのか期待されている。

愛の正体とは何なのか?「悪い娘」で問われているのは、この永遠のテーマだ。小悪魔的な女性ニーニャ・マラとお人好しな男リカルディート、彼らの一生にまつわる「悪戯」……この作品で描かれるのはいわゆる普通の恋愛小説で語られる愛と比べるとより現実的で正直な愛なのかもしれない。「既にあるものだけでは決して満足できない、より多くのものを得たい」―この言葉がヒロインの心の内をありのままに描写している。彼女は時にはチリの少女、外交官夫人、大富豪の夫人、日本人女性として立ちまわる。貧しい境遇から抜け出すために自分の存在を入れ替え、男を乗り換える……そんな彼女に翻弄されながらも彼女を見捨てることができない彼……喜劇的な要素を持ちながらも二人のキャラクターが織りなす切ない余韻が印象的な作品だ。描かれる舞台もペルーのリマ、パリ、キューバ、ロンドン、日本と実にワールドワイド、このスケールの大きい作品が舞台でどのように表現されるのかも見ものだ。

広州話劇芸術中心十三号劇院
場所:広州市白雲区沙河頂新二街13号
日時:7月11日、12日 19:45、 7月13日 15:00
料金: RMB448(RMB280×2枚)、RMB320(RMB200×2枚)、
RMB288(RMB180×2枚)、RMB280、RMB200、RMB180、RMB130
ウェブ:http://www.228.com.cn/ticket-50870933.html
中国語名:「壊女孩的悪作劇」

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