殿方 育児あそばせ!第24回

2022/01/12

殿方育児あそばせ

 

息子と原宿クレープデート

以前、紹介したかもしれないが我が家はゲーム一家だ。家族皆でゲームをプレイするのが日課だが、流石に休日に一日中ゲームばかりするのは良くないと思い、なるべく外出するようにしている。しかし、息子は折角の休日に外に行きたがらず、ゲームを1分でも多くプレイしたがるので、無理やり外に連れ出すのに一苦労だ。私の誘い方も下手くそで、『外にランニングしに行こう』など息子が嫌いな長距離走をセットで誘うから余計嫌がられるのも理解できる。

何かしらの外へ連れ出すエサが必要だな。そう思っていた時に、東山口に知り合いの日本人オーナーがクレープ屋さんをオープンしたことをモーメンツで知る。『これや!』そう思い、試しに息子に『日本人が作る、日本人向けのクレープ屋さんが出来たらしいんだけど、歩いて食べに行ってみる?』と尋ねてみると。『あ、行く行く!』と即答。この時、彼は自宅から徒歩40分も歩かされるとは知らない。

家から出て息子と手をつなぎ、ひたすら西に向かって歩く。普段のランニングでは開始10秒で疲れたと言われるが、今日はクレープが待ってると知ってるからか、何一つ文句を言わずルンルンしながら歩いている。とてもかわいい。五羊エリアを超えたあたりから建物の雰囲気がガラッと変わり、とても古い建物だが中に入っているお店はとてもおしゃれで、そのコントラストがどことなく、代官山や中目黒のおしゃれエリアを彷彿させる。東山口に近づくほどそのような雰囲気が色濃くなり、街を歩く人もお洒落な若者だらけだ。40分歩いたことは親子そろってすっかり忘れている。
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そんなこんなでお目当てのクレープ屋さん【原宿可丽饼屋】に到着。お洒落な店構えで、メニューは日本語で書かれていて、正に原宿にあるクレープ屋さんそのままだ(実は原宿のクレープ屋には行ったことないが……)。メニューは複数あり、どれも美味しそうであるが息子は迷わずチョコバナナクレープを注文(※ちなみにお持ち帰りも可能とのこと)。目的のクレープを食べた息子は『これめちゃくちゃうまい!食べてない人は人生損しているよ!』と大絶賛。私も一口頂いたが、本当に美味しい。日本で食べるクレープそのものの味だ。クリームも重た過ぎず、甘くてとても美味しい。店主曰く、クレープ生地には日清の薄力粉とフランス産バターを使用、生クリームはフランス産を使用して、使う材料は日本国内のものを使用するようこだわっているそうだ。クレープは味だけでなくボリュームも素晴らしい。お子様が小さいのなら1個のクレープを親子で分けるのも良いと思う。

ikumen4店内には食べるスペースは無いので、購入したクレープを食べながら東山口をぶらついてみたが、親子でクレープをシェアしながら目的も無く東山口をぶらつくのはとても面白い。美味しいクレープを食べつつお洒落エリアを歩くと、まるで原宿を散歩しているような気分になれる。

息子からすると、風景を見るより食べるのに夢中で、鼻と口にクリームが付いていることにどうやら気づいて無いようだ。あと何年、このような子供らしい一面を見ることが出来るのだろうか。ikumen5

以上、近場で新しい体験をした休日の一コマであった。


 

★お店情報★
【原宿可丽饼屋】
広東省広州市越秀区東山口廟前直街16号
(地下鉄1・6号線東山口駅E出口を左に直進、突当りを左折し約50m)

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Ryosuke Yoshida

埼玉出身、大阪生活は12年。中国語初心者・初の海外生活ということで右も左もわからない状態ですが、世界埼玉化計画推進の為、広州に家族(妻・長男6歳・長女2歳)とやってきました。広州在住日本人の先輩方に助けられ徐々に行動範囲と会話力が広がってきたところです。趣味はゲーム。仕事もゲーム。好物はビールと十万石饅頭、そこらへんの草。

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