「How to get over the 隔離生活 Part2」NEVER MIND 何があっても没問題！ - 広東総合投稿

二度の隔離経験者は語る！！How to get over the 隔離生活　Part2《食事編》

あああぁぁ……。今度は新種株、オミクロン株とやらのニュースが入ってきたよ……。
しかも、風邪やインフルエンザも流行る冬が近づいてきている昨今。読者のみなさまもお体に気をつけて毎日をお過ごしください。
さて、コロナ禍（つい主食を思い出してしまうこの名前）において、来広州に避けて通れないのが隔離。
経験したことのない人（あてくし含む）にとって、その隔離生活は未知の世界である。

ということで、先週に引き続き今週も！隔離生活2回の経験者、頼れる兄貴に直撃インタビュー（の続き）、How to get over the隔離生活だい！

★さてさて、兄さん、一番目の「心」の次にキツいことって、なんだった？

――これは声を大にして言う。ズバリ！食事と嗜好品だな。
ここは広州だから、隔離先ホテルで提供される食事は当然、中華料理。しかも、日本のレストランや中華料理屋で出てくるようなものではなく、ガチのローカル中華だからさ、正直、馴染みのない味なんだよ、申し訳ないんだけど。

【←ホテル提供ごはんの例。お約束のバナナ（笑）と、もはやよく分からないおかず。りんごビールで流し込んでも半分がやっとだったとのこと】

★ん～、あてくしは好きだよ、ローカルごはん。

――それはこっちの生活が長いのと、個人的好みだろうが。初めて来る人がいきなり「おいしい！」なんて思えるわけないさ。
だからさ、ここは広州側の人がケアしてあげなきゃ。例えば、ワイマイを手配してあげるとか。
広州初めてなら、中国の携帯持ってない可能性大だし、あってもワイマイアプリの使い方なんかもよく知らないだろうしさ。
心が折れそうな時の日本食は、かなりグッとくるぜ。これ大事。
ただな、これも隔離先がワイマイ禁止だとできない技なんだが……。

【←ワイマイで取り寄せた日本料理店のお弁当。梅じそふりかけはスーツケースに入れてきたもの。ささやかな贅沢】

★あ、そういうとこあるって聞いた。そしたらもう、出されたものを食べるしかないんかあ。

――いや、そんなことはない。日本から持参すればいいのさ。スーツケースにぎっちり入れて（笑）。
隔離先にキッチンなんてないけど、電気ポットはまずどこでもあるから、インスタントものな。カップ麺や味噌汁なんかはお手軽だし、まさに日本の味。必須だな。
それから、缶切り不要の缶詰もありだな。
あ、でもな、俺、出国審査前に手荷物に入れてた鯖缶、没収されちゃったんだよ。ツナ缶はOKだったけど（笑）。

★えええー！ほぼ同じぢゃん！その違いがよく分からないねえ……。

――缶詰は預け荷物に入れるべきだったよ。
ま、没収されちゃったなら、広州側の人が差し入れしてあげるのもいいかもな。
俺はやったことないけど、こっちの日本食材店で買って、隔離先に届けてあげられるんじゃないかな。ま、これも隔離先によってできる・できないはあると思うけど。

★そしたらさ、その差し入れの中にお酒とか煙草をこそっと、なんてできるかな？こっち安いし。

――おいおい、隔離中の飲酒と喫煙は基本、禁止なんだってば。知らなかったの？だから差し入れなんて無理さ。
あ、でもさ、俺の知り合いでアイコス、ワイマイで届いたって事例もあったぜ。本人もびっくりしてた（笑）。

★え？そうなの？すごいなーそれ。はぁ～しかし……。嗜好品がないと、あてくし、かなりつらいなあ……。ほら、なにせ主食は……。

――基本的に禁止だけどさ、まあ、スーツケースに入れてくることはできるから、まあ、アレだ、隔離先によっては、まあ……（ごにょごにょ）。
ちなみに厳しい所だと、スーツケース開けさせられて、隔離明けまで保管されちゃうって事もあるんだぜ。もうここまでくると、ほんと、運、としか言いようがないのかもしれないな。

★う～、人生の運を使い果たしちゃいそうだ……。

とまあ、生きてく上で欠かせない、心身ともに必要な食事と嗜好品。これまたずいぶん、大変な思いをしなくちゃならないんだなあ。
あ、お時間（というか字数）がやってまいりました。没収された鯖缶の行方に思いを馳せながら、次週へのお原稿を書き続けます。ビバ！次週も乞うご期待っ！

［ヘイワード 順］

PPWでおなじみの（ここでは）ライター。6足に増えた（母・妻・日本語教師・ライター・海外特派員・女）わらじを履きこなし、なんでもかんでも「なんとかなるさー」に加え、今年のコンセプト「年甲斐もなく老いて益々盛ん❤」で乗り切ります！　広州生活もそろそろ12年目突入、主食のビールを飲みながら（休肝日無し）、時々インチキ中国語を駆使して東奔西走。のんきな果報者とはあてくしのことさ、いぇ～い！