「憧れと手習い」NEVER MIND 何があっても没問題!

2021/09/22

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憧れ(あくがれ)と50の手習い

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 こと年齢においてキリのよい数字って、何かを決意するのに向いていると思う。いわゆる大台に乗るってやつですね。それが20代から30代でも、30代から40代でも。うちの学生が10代から20代になって「あ〜おばさんになっちゃった」って言ってるのを聞くと「誰を前にして言ってんぢゃい!!」と心の中で毒づくけど(笑)。

 そして、このあてくしも今年大台に乗ったのを機に、何かやろう! と思った次第である。では何を?なのだけど、普段から自分の好きなように日々を過ごしている(そしてきっとそう思われている)あてくし、実はおそろしいほど周りに感化されやすい。きゃーっ! これっ!ってなるとすぐに影響されてしまうのだ。そんなあてくしが選んだのが、エレキベース。

中TORO倶楽部のかっちょいい兄さん's!

中TORO倶楽部のかっちょいい兄さん’s!

 思い起こせば1年ほど前、友達がライブをやるよ、から始まった憧れ。ライブハウス歴がけっこう長い(15歳から)あてくしは久々のライブに有頂天! あまりのかっちょ好さに惚れてしまい、そこから少しずつ親交を重ね、現在は仲良くさせてもらっている、深センのバンド「中TORO倶楽部」の兄さん’s。今年の夏休みには、それこそ密着取材! くらいにずーっとくっついて回り、楽しいでは物足りないくらいの時間を過ごしてきたのだ。中TORO倶楽部の兄さん’s、改めて、ありがとうございました(ぺこり)。

 そう、憧れ(あくがれ、と近代文学作家のように読んでほしい)。あてくしにとって、この「憧れ」こそが影響の発端なのだ。かっちょよさはもちろん、理想でもあり、自分もそうありたい、でも、そうはなれないことも解っている、憧れ。昔から、一度憧れを抱いてしまうともう駄目だ。メロメロ。憧れの世界を知りたくて、ほんの端っこにいたくて、憧れの人のすること、言うこと、好きなこと、なんでもかんでも欲張って。音楽が好きなのも(忌野清志郎から始まった)本が好きなのも(江戸川乱歩から始まった)すべては憧れてしまったから。そして、その世界に手を染め始める。

ちびっ子アンプはカールシールドの重さに耐えきれないから磔の刑

ちびっ子アンプはカールシールドの重さに耐えきれないから磔の刑

 しかし、ある程度納得してしまうと長続きしないのがたまにきず……。あれは高校生の時だ。惚れた殿方の影響で始めたバンド。ギターはFコードが押さえられず早々に断念。そしてベースにチェンジ、勢い余って文化祭にガールズバンド(当時流行ってました)で出演、あてくしは女シド・ヴィシャスと化したのである。が、しかし。そこがゴールだったのか? 納得しちゃって、継続すれば力になったのに、やめちゃってまったく
力なし、とほほのほ。

 ということで、昔の熱再来! 中TOROさんの影響で、50の手習い。この夏、改めてベースを手に取りました。ちびっ子アンプやカールシールド(アベフトシ❤の影響)、ストラップも購入。毎日ではない(ここでもう駄目やん)が、できるだけ練習している。まずはシドになる(笑)という気持ちはあるものの、あ〜……はぁぁ……ティーンエイジ時代は覚えもよかったし勢いもあったんだなあと痛感。今はなかなか覚えられないし指も動かない(涙)。おいおい、その曲すらも?と弾ける方々には笑われてしまうこと間違いなし。だけど……けれども、ちまちまとでもいい、継続していきたい!いや、今度こそ続ける! いくつになっても、何かを始めるのに遅いことはないし、急ぐこともないと思うのだ。

 そして、いつか、憧れが現実となり、ステージに上がれる日が来たら!対バンはモチのロンで中TORO倶楽部(恐れ多い希望)。あてくしはこの瀬! でもおなじみのショーン(なんでも演れる)といっしょう(ギター最高)でバンドを組みとうございまする。あ、ボーカルどうしよ?

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PPWでおなじみの(ここでは)ライター。6足に増えた(母・妻・日本語教師・ライター・海外特派員・女)わらじを履きこなし、なんでもかんでも「なんとかなるさー」に加え、今年のコンセプト「年甲斐もなく老いて益々盛ん❤」で乗り切ります! 広州生活もそろそろ12年目突入、主食のビールを飲みながら(休肝日無し)、時々インチキ中国語を駆使して東奔西走。のんきな果報者とはあてくしのことさ、いぇ~い!

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