卵の鮮度、どう見分ける?
卵が陳列されている棚の前で「どれが良いのだろう?」と迷ったことはないだろうか?ラベルだけでは分からない、たまごの見分け方をいくつか紹介しよう。
ケージ飼育(市販の白卵)
スーパーマーケットで販売されているほとんどの卵は、ケージ内で飼育された鶏の卵である。およそ40センチのケージに最大4匹の鳥が閉じ込められ、飼育環境は酷である。また、抗生物質およびホルモンが与えられ、穀物や動物の副産物との混合餌が与えらている。
ケージフリー
平飼い飼育と呼ばれ、地面の上で飼育されているが、抗生物質やホルモンの使用、飼料の規制はされていない。
ベジタリアン飼育
緑餌と呼ばれる野菜や牧草中心の餌で飼育されているが、ホルモンや抗生物質の使用は規制されていない。
オメガ3添加
オメガ3が豊富な餌(例えば亜麻など)が与えられたことを意味する。これらの卵は、より多量のオメガ3脂肪酸を含む。飼育環境や化学物質の使用は規制されていない。
オーガニック
有機卵は、農薬と化学合成肥料を含まない飼料を与えられ、抗生物質及びホルモンを含まない卵のこと。飼育状況の記載はなく、ビークトリミングと呼ばれるくちばしのカットも許可されている。また有機卵は第三者機関が不正表示の有無のチェックを行っている。
放し飼い
鶏は自由に戸外や屋外で過ごすことが出来るが、その時間には実は基準はない。消費者はこのことを覚えておかなくてはならない。
牧草地での飼育
鶏たちは外で暮らし、草や地虫などを自由に食べることができる。これらの幸せな雌鶏たちは、ビークトリミングや、卵の生産効率をあげるための強制換羽は禁止されいる。
卵の色について
卵殻の色は、品質ではなく、鶏の品種や飼料よって決まる。また牧草地で飼育された鶏の卵には色や斑点が多々存在し、これらは良い卵といえる。