色鉛筆の選び方とその魅力

2017/12/12

色鉛筆を手に入れようと思うと、ついついたくさんの色が入った大きなセットを選びがちで、実際のニーズに合ったものを選ぶのは案外難しいかもしれない。どれを選んだらいいのか迷った時には、とりあえず一般的な使用目的を満たしてくれる、有名ブランド製で小さめのセットを選ぶのがいいだろう。

さらに多くのコレクションを揃えたいなら次は、他のブランドのバラ売りのものからいくつかの色を入手し、描く紙の種類、手に感じる重さや使い勝手、単色で描いた時、重ねた時の発色具合などによって好みのものを探すとよい。選び方のステップを簡単にご紹介しよう。

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1.まずは画材屋さんに行き、ゆったりとした気持ちで滞在しながら、様々な試し書き用の色鉛筆を使って自由に落書きしたり、絵を描いてみよう。気になるブランドがあるなら、1~2本購入し、力強く鮮やかで、明るい色彩を描き出せるかどうか実際持ち帰って使ってみてもよい。ざらついたタッチや使いづらさをを感じたならその製品は避けよう。色鉛筆には水溶性、ワックスコーティングなど油性のものがあり、水溶性色鉛筆は乾いた色味が持ち味で、水彩画のように色を重ねていけるところや、鉛筆の先端を濡らして独特な色合いを表現できるのが利点。油性色鉛筆は紙の表面に定着しやすく落ちにくいので、用途によって選ぼう。

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2.ほとんどの色鉛筆は3/8インチの太さを揃えており、細かい作画にも理想的。一部、より太い5/32インチの製品もある。単独でもセットでも購入でき、単色買いは欲しい色をピンポイントで入手できること、セットは総合的に色彩を考えられるのがメリットと言えよう。主なブランドにPrismacolor、Faber Castell、Caron D’Ache、Lyra、Bruynzeel、Coloursoft、Derwentなどがあり、老舗で機能性に優れるPrismacolor、パステル風の画風ならColoursoft、滑らかな油性がお好みならDerwentなど、メーカーによって特徴が異なる。

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鉛筆の形状は丸いものや六角形などがあるが、自分の手で握りやすいほうを選んでよい。ワックス含有量が高い鉛筆を使うことで顔料の滲みが気になる場合は、定着スプレーを使うのがおすすめだ。

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