宝石業界こぼれ話 「Pt950」とは?

2016/08/23

「品位」という言葉を聞いたことはありますか?

ジュエリーは、金やプラチナで製作されます。製作したジュエリーに使われた金やプラチナの含有量、つまり、その純度を「品位」と言います。表題の品位「Pt950」は、プラチナが95%入った合金という事です。何も混ぜてない、所謂「純金」も「純プラチナ」も、柔らかい金属です。柔らかいため、曲がったり傷ついたりしてジュエリーとしての耐久性に問題が出るので、他の金属を少し混ぜて加工性を保ちながら、強く、より硬い材料にしたのが合金です。品位「Pt950」の場合、5%は、プラチナ以外の金属が含有されていることになります。一方、金の品位で「750」(18金の事)と言う刻印がされていれば、75%は金、残りの25%は金以外の金属という事に成ります。

さて、この「品位」は表示通り加工に使われているのでしょうか?

嘗ての香港は、はっきり言って、いい加減な品位が蔓延していました。品位を厳しく守る姿勢に掛けました。また、技術的にも設備的にも、正確に守るレベルに有りませんでした。団体旅行者を狙った土産物屋や宝石店には、ひどい材質の金に「18金」と意図的に偽った商品をよく見かけました。ある意味、ダマしです。

 

Pt950

「日本は?」と言うと、幸い、宝石業界の人々は、自主的に品位を守ってきました。公の機関として、造幣局で品位を検査してもらう事もできました。それなりの信頼関係が、業界内に有ります。最近は、その信頼感に傷がつく事件もありますが、総じて安心です。では、今の中国・香港の品位問題は? 中国は当然、香港でも過半数から「信用できない」という回答が来そうですね。

しかし、驚くなかれ!すごい勢いで改善が進んでいます。特に香港をベースに中国でも大きく事業展開をしている宝石店は、日本以上に厳しい品位遵守を始めました。日本は業界で自主規制を作って品位を守っていますが、この地は、法規制により法的に制裁があるようになりました。その為、各社の検品体制は、2年前から日本では考えられないレベルになりました(私共は、そうした香港の大手への納品は、常に合格しています。ちょっと宣伝です)。

品位については、2~3年先には、日本より香港の方が安心と言われるかもしれません。

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