関西弁超訳論語「信頼の厚い上司編」日本語学校(八田真太)

2014/05/14

関西弁超訳論語「信頼の厚い上司編」「僕はこれを学んだ!」

八田真太

初対面の人の服装や態度が「チャラい」と感じた時、その人に対する気持ちが一気に興ざめしてしまうものです。あなたが今、社会でそれなりの地位を持っているのなら表情は穏やかにし、言葉を話すスピードもやや遅めにしてみてください。ぐっと威厳力が高まり、部下や顧客からも一目置かれる存在になるはずです。また、あなたが自分の親のこと、子供のことを折に触れよく話しに出していればその話を聞いた人は「この人は身の周りの人を大切にする人だな。この人についていけば、自分も大切にして貰えるに違いない」とあなたに従ってついて来てくれることでしょう。仕事に関して、きちんとそれぞれの人の能力、努力を認めてあげてしっかり評価すれば職場の士気も高まります。仕事ができない人については周りの人間もあまり関わりたくないと思うでしょう。あなたが面倒を見、しっかりとサポートしてあげればあなたの負担は少し増えるかもしれませんが、長い目でみればその人の能力も少しは上がり、いずれ必ずあなたの役に立つこともあります。また、そんな面倒見のよい上司を周りは必ず見ています。「あの上司はしっかりサポートしてくれるんだな。もし自分が何かで失敗しても、頭ごなしに叱るのではなくサポートしてくれるに違いない」そう思って、周りも安心して仕事ができるのです。
面倒かも知れませんが、その成果は必ずあなたの元に返って来るはずです。関西弁超訳論語 日本語学校

 

 

八田真太(HATTA SHINTA)
1977年神戸市出身。立命館大学卒業後、単身中国広州に渡り日本語学校を設立。広州市柔道協会日本人顧問、広州日本語教師連絡会会長等。雲南省に「雲
南省恵民郷八田希望小学校」寄贈。好きな言葉は「人間万事塞翁が馬」。近著に「孔子がもし関西人だったら?」というコンセプトで「論語」を関西弁風にアレンジした「関西弁超訳論語(アールズ出版)」が全国の書店にて絶賛発売中!
ブログアレス:http://schoolcity.jp/koucyou
Eメール:hatta_shinta@joyful-net.com

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