柔道を始める前に知っておきたい18のこと 第8回

2019/07/24

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第8回 柔道の練習

始まりの合図は「正座、礼」
子どもクラスでも全日本強化選手の集まる合宿でも、柔道の練習が始まる前には必ず一同が正座をして列を作り「正面に礼、お互いに礼」を行います。相手があってこその柔道の練習なので、「今日もよろしくお願いします」の意味を込めた最初の礼は常に欠かせません。


ウォーミングアップ
礼が終わると準備運動が始まります。道場の周りを走ったり、スキップしたりした後でストレッチをします。


回転運動
次は回転運動です。回転運動とは前転や後転、開脚前転、倒立前転、側転、倒立歩行などの器械体操運動を通して、ストレッチでほぐした全身の筋肉の調子やバランス感覚を整えます。


受身
柔道の基本中の基本動作です。柔道を始めたばかりの少年少女もオリンピックでメダルを取るような猛者たちも、必ず毎回の練習の最初に受身を行います。受身をする(畳を叩く)ことで「よし今日もやるぞ」というような気合が不思議と入るんです。


立技打込(たちわざうちこみ)
ようやく柔道の練習です。打込は技の入り方の反復練習のことで、年齢やレベルに応じて打込100本とか200本とか10分間とか指示が出されます。初心者が1つの技を試合で使うためには3万本の打込が必要と言われています。


いろんな立技打込
スピード打込:10秒、20秒などの短い時間ですばやく打込を繰り返します。三人打込
移動打込:歩きながら技に入ります。より実践に近い形での打込です。
持ち上げ打込:ただ技に入るだけでなく、投げる直前まで相手を持ち上げます。
三人打込:3人目が技を受ける人を補助することで、技を掛ける人はパートナー2人を根こそぎ投げるくらいの力で思い切り技をかけなければなりません。


投込(なげこみ)
打込はあくまで入り方の練習であって投げることはしません。実際に投げる練習は投込で行います。投げるとき、投げられるパートナーは投げる選手が投げやすいように身体のバランスや重心の位置を調節します。このパートナーが受けの調節を上手にできない人だと、たとえ日本代表選手でも上手に投げることができません。投込では、投げられる人の受け方がとても大事なんです。


立技乱取(たちわざらんどり)

いよいよ実践練習です。柔道の練習における一番のメインがこの乱取です。小学生や中学生では3分間の乱取を5本とか10本とかで行いますが、強豪校や大学生になると6分×10本や10分×10本などより長い時間をかけて乱取を行います。試合時間は通常4分間なのですが、それよりも長い時間の乱取を行うことでスタミナを強化します。


寝技打込
&乱取
柔道の試合では寝技の攻防はあまり長い時間行われませんが、練習ではしっかりと寝技の練習も行われます。抑え込んだり、絞めたり、関節技を決めたりと柔道は立技がメインといえども寝技においても一瞬も気は抜けません。


礼に始まり礼に終わる
寝技が終わると、練習が始まるときと同様に一同で列を作って正座をし、「お互いに礼、正面に礼」をして練習終了となります。柔道が強い選手は練習の中でいろいろな工夫をしています。たとえ毎日4時間練習をしても、やらされるだけの練習では決して強くはなれません。いかに課題を持って日々の練習に取り組めるかが大事なポイントです。


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筆者プロフィール

宮坂 龍一(みやさか りゅういち)
柔道参段。講道館で柔道を始め、暁星中高、筑波大学と柔道部に所属。元柔道香港代表U-17・U-12コーチ、2017年柔道日本マスターズ73kg級3位。

サタデーキッズ柔道クラス

場所:九龍柔術
住所:11/F., Park Hovan Commercial Bldg., 18 Hillwood Rd., Jordan
時間:毎週土曜日 3~6歳クラス 9:10~10:10、7~12歳クラス 10:15~11:30
指導言語:英語(メイン)、日本語、広東語
月謝:HKD600
最寄駅:佐敦(ジョーダン)駅D出口より徒歩5分
問い合わせ:[email protected]または(852)6647-7164(宮坂まで)

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