関西弁超訳論語「企業は人なり編」日本語学校(八田真太)

2014/04/14

人事は気ィつけや。なんぼ仕事でけるから言うて曲がってる人間上にしたらあかん。

「僕はこれを学んだ!」

『企業は人なり』あなたはこんな言葉を聞いたことはありませんか。企業を生かすも殺すもすべて人、人事にあると言っても過言ではないでしょう。あなたがいつか社長になった時、人事について大きな権限を持ったとします。あなたは自分の言うことをよく聞く気心が知れた人間を重用しようと考えるかもしれません。でも、それはちょっと待ってください。自分の意思が伝わりやすいからと言って下の人間が納得できないような人事を断行してしまうと必ず全体の士気に影響が出てきます。多少自分とは馬が合わなくても、正直で一途な人間を人の上に立たせてください。ただ、ここで一番大切なのはあなた自身が曲がっていないかということです。あなたという社長が曲がった考えを持っているようでは、その下の人間は嫌気がさして仕事を真面目にしなくなる者も出て来るでしょう。企業のトップである社長が曲がった考えの持ち主ではいけないのです。またそんな考えで得たポストであれば長続きもしないでしょう。人の上に立てる者はどんなところでも胸を張って歩くことができる人です。

関西弁超訳論語「企業は人なり編」

 

日本語学校(八田真太)

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