語学学校で生徒も教師も個性発揮「ベルリッツ」湾仔(ワンチャイ)

2014/04/07

黄芳田・フォンテーヌ先生日中の交流が活発な昨今、いろいろな理由で普通語の勉強を始める日本人は少なくないが、たくさんの言語学校の中から自分に合った学校選びで困っている人も多いことだろう。

今回は、英語学校のイメージのあるベルリッツで、普通語を含む多国言語教育を展開していると聞き取材に訪れてみた。丁寧に応じてくれたのは同校で普通語を教える黄芳田・フォンテーヌ先生。

それぞれの能力や個性に応じて教える、親切な教授コンセプト

台湾の教師育成大学を卒業したフォンテーヌ先生は、卒業後一般の語学学校の教壇に立ったが、「普通の学校では、決められたスケジュールに追われて、生徒たちはあまり勉強を楽しむことができない。もっと柔軟に生徒たちの要望に応えたい。」という彼女自身の教育信念と合わず、僅か2年で辞めてしまったという。その後に記者に転身したが「やはり自分の天職は教師である」と、改めてベルリッツで普通語の先生に。

マンツーマンでのプライベートレッスンを外国語教育の理想形と掲げ、実践しているベルリッツは、そんなフォンテーヌ先生 にぴったりの場所だった。教師が一方的に、試験のための知識を教え込むのではなく、受講者の語学知識・適性・心理変化など様々な状況を総合的に判断し、最も適したアプローチとスピードでの授業を目指している同校。そこでのトレーニングと自身の鋭い観察力を活かし、同先生はこの6年間で様々なケースを解決してきた。

「以前、あるアメリカ人生徒を受け持っていました。アメリカ人は大体『聴覚型』*が多いですが、その方は私が言った語彙や言葉を、何回繰り返しても覚えられませんでした。そこで、ちゃんと言葉が書かれている語彙表を使うと、その方はすぐ覚えてしまいました。実はそのアメリカ人は『視覚型』だったのですね。」

人間はみんなそれぞれの個性がある。個々の生徒には決まったカリキュラムはなく、誰にでも柔軟に対応していくのがベルリッツの先生だ。

魅力的な教授方法「ベルリッツ・メソッド®」

どちらかというと「完璧主義」ともいわれる日本人。明るく外向的な欧米人に比べると、不完全な外国語を人前で話すのを恥ずかしがる日本人は上達するスピードが比較的遅いといわれている。そのため、フォンテーヌ先生は最初に生徒にできるだけ多く話させて自信を育てていく。それがベルリッツが創り出した教学方法「ベルリッツ・メソッド®」だ。

会話の中で自然に言葉を覚えるよう、毎回ネイティブ・スピーカーの教師と日常生活に登場する場面を実践し、その言語の応用力を身につけていく。生徒それぞれの背景を理解するフォンテーヌ先生は、それぞれの生徒に適した教授方法を見つけ、プライベートレッスンで実践してくれる。また、子供の生徒には毎回特別なゲームを用意して、遊びながら勉強できるよう工夫されている。

来校する生徒の中には既に普通語がある程度のレベル話せる人もいるという。「私の生徒の中には会社を経営している方がいます。その方は一般の会話はほぼクリアしていますが、特定のビジネス用語は不得意です。そのため、私はレッスンで毎回特別なビジネス場面を設定して、とにかく話させます。そうする事で、特定のビジネス用語にも自然に触れるようになります。」生徒のニーズとレベルに応じた教え方は、まさに最大限にベルリッツ・メソッド®を発揮した教授ぶりと言える。

生徒たちが楽しく学べるだけでなく、先生も自分自身の魅力を存分に発揮できる。それこそベルリッツが開校以来135年間、人気を保っている理由だと納得できる。フォンテーヌ先生をはじめ、ステキなベルリッツの講師陣にぜひ会ってみよう!

黄芳田フォンテーヌ・ウォン
台湾出身。教師陣の育成機関として有名な国立台湾師範大学中文系出身。学校の先生、記者を経て6年前ベルリッツに。普通語から広東語、英語まで自由自在に操る。日本語は独学で、毎日学校の日本人スタッフや生徒達とのコミュニケーションを楽しんでいる。
「日本語の漢字と共通する中国語の文字がたくさんありますし、似ている発音も少なくありません。それが日本人が中国語を勉強するとき、外国人より有利なところです。だから怖がることがなく、どんどん話してみましょう」とフォンテーヌ先生からのアドバイスだ。

ベルリッツ無料レベルチェック・体験レッスン受付中
ウェブ:http://www.berlitz.com.hk/jp
住所:Suite 807-809, Harcourt House,
39 Gloucester Rd., Wanchai
電話:(852)2157-2269
メール:infoP.hk@em.berlitz.com

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