教育相談室 第7回

2018/11/21

第7回「父親の無関心は母親の責任!?

 

中学生の息子さんを持つお母さんがこんなことを言っていました。

 

「主人は息子の学校の成績に無関心なんです」

 

コミュニケーションは私たちの生活において人間関係を構築するために欠かせないものです。

 

このことは家庭でも同様で、家族だからと言ってコミュニケーションを疎かにしてはいけません。

むしろ、同じ屋根の下で生活する家族だからこそしっかりとコミュニケーションを取る必要があります。

 

旦那さんの考えや行動に不満があるお母さんの多くは、話を聞いてみると夫婦間でのコミュニケーションがうまく取れていないように感じます。

父親と母親の間でのコミュニケーションの欠如や意思のすれ違いは子どもの教育に大きく影響するので常に意識したいところです。

 

「まあ、それくらいいいじゃないか」 は良くない

各家庭の教育方針でよく見るのは父がムチで母がアメ、またはその逆といったようにどちらかが1つの役割を担っているパターンです。

このやり方か間違っているわけではありませんが、私が推奨するのは両親それぞれがアメでありムチであることです。

つまり、子どもを叱るのは母親に任せて…ではなく間違っているときは間違っていると両親揃って子どもを注意してあげるべきだということです。

例えば、子どもがソファに落書きをしてしまった場合は、2人で「落書きはダメだ」という考えをベースに注意をしてあげます。

一般的に女性の方が感情的になりやすいので、お母さんが感情的に怒ってしまう場合には、お父さんはなぜお母さんが怒っているのかを子どもに論理的に説明してあげます。

言い方は違えど両親ともに「落書きはダメだ」と言っているわけですから、子どもからしても「落書きはダメ」と理解しやすくなります。

一番ダメなのはどちらかが許容してしまうパターンです。お母さんが怒っているのに、お父さんは「まあ、それくらいいいじゃないか」となってしまうと子どもは勘違いをしてしまい、結果的に物事の本質(なぜ落書きがダメなのかという問いの答え)を理解するスピードが遅れてしまいます。

父親と母親が常に同じ方角を見ていることが子どもの教育において大事なポイントになります。

 

あらかじめ夫婦間でしつけのルールを決めておく

父親と母親が同じ方角を見るために、またそれぞれの意見が土壇場で食い違わないように、これだけは譲れないというようなルールをあらかじめ決めておきましょう

たとえば、「使ったものは必ず自分で片付ける」「他人と比較しない」「丁寧な言葉を使う」「平日は勉強1時間、休日は2時間」というようなルールを決めて、これに従わなかった場合には子どもを注意するといった感じです。

このようなルール設定が夫婦間にないと、問題が起きてしまったときに子どもを注意するどころか父親と母親の間での言い争いが始まってしまい子どもの教育どころではなくなってしまいます。

そういった無駄な時間、体力の浪費を避けるためにもお父さんとお母さんそれぞれが大事にしたいと思っている教育方針はあらかじめお互いに共有、理解をしておきましょう。

 

共に笑い、共に励まし、共に願い

コブクロじゃありません。

冗談は顔だけにして、大事なことは2人で一緒に行動を取ること。どちらかが無関心ということにならないように常にお互いに共通の理解を持っておくことです。共通の理解があれば、たとえお父さんが家にいなくても子どもの教育にブレが生じることはありません。

 

皆さんのご家庭にしつけのルールはありますか?

 

まだない場合は、今晩、早速夫婦で腹を割って話してみてください。

 

 

 


さかもと りゅういち

筆者プロフィール
さかもと りゅういち
筑波大学体育専門学群卒業後、2012年のロンドン五輪観戦を目指し、韓国から列車を乗り継ぐ旅を始めるもその途中で中国にはまる。一旦、尖閣問題で日本に強制送還されるも、その後、香港にて学習塾を開校、運営に従事することでカムバック。香港現地の日本語学校の運営にも携わる。

 

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