絵画、その癒しの力

2017/12/28

アートは癒しのためにも使われてきた長い歴史があります。研究によると自律神経系、ホルモンバランス、および脳神経伝達物質を整える脳波の形成が確認されています。子供たちにとっては自分自身の気持ちよりも「絵」について話すほうが簡単です。内なる葛藤や感情を表しやすく、それらは子供たちを導くヒントとなります。大人は熟練したセラピストになる必要はありません。紙、クレヨン、絵具、そしてマーカーなどを、を取り揃えます。子供たちとアートエクササイズを試しましょう。

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自画像を描く
大きな紙の上に、子供の体の形をトレースします。その上に気持ちを描かせてみましょう。彼ら自身の感情に気付くことにも有効です。

未来を描く
アートワークは、恐怖を和らげ、良質な睡眠をとるにも有効です。子供に肯定的な未来図を描かせます。そのイメージを強化するためにも、その絵をベッドルームに飾りましょう。

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自分を伝える力
子供の空想を絵の中に引き出させます。そうすることで視覚的に共有することができます。悩みなどがみられた場合、どうすれば解決するのか、その為には何ができるか、それらを絵に描かせます。

絵と対話する
気持ちを絵に描くことが出来たら、その絵と話させてみます。ストレスの中にいるよりも外側から見た方が、より自分との対話が簡単になることがあります。

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芸術的な行動
怒りの感情や傷ついた心を絵に表すことが出来れば、心を開放することにつながります。後からその絵の一部を消すことや、色をつけ足したりすることも良いでしょう。満足感が得られ、怒りの制御も身に付きます。

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記憶をキャプチャする
子供が空想上で訪れる特別な場所は癒しの聖域とも言えるでしょう。必要な時にそれらの絵を子供がいつでも見ることが出来る場所に飾りましょう。

何を描いても良い
心の内を自由に絵に表す事を躊躇う子供も少なくありません。まずは子供を安心させましょう。様々な感情が紙の上に自由に、かつ大胆に表現出来たら褒めてあげましょう。

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