子どもが主役のプログラミングスキル学習教室 SOMOS Academy

2017/06/21

「世界でリーダーシップをとって活躍できる人材を育てる」という理念をもとに、日本で設立された「SOMOS」の香港教室が、2017年4月紅磡(ホンハム)に開校した。同校は、ロボットを通じてプログラミングを学ぶという、独自のカリキュラムを学習指導に取り入れている。ロボットを作り、プログラミングをして実際に動かしてみる。最初はどうしてもうまくいかない。生徒は試行錯誤しながらも、楽しみながらプログラミングスキルを身につけていく。近年、急速にIT化・グローバル化が進み、社会で求められる人材・資質は以前のものと大きく変化している。これからの時代に必要とされる「世界で戦う力」はどのように育まれていくのか。今回、運営に携わる小林氏と柴山氏にお話を伺った。

SOMOS写真データ

Q:プログラミングを学習指導に取り入れた経緯をお聞かせください。

A:21世紀に必要な力の1つとして、日本では2020年度から小学校でのプログラミング教育が必修となり、香港でもSTEM教育への注目が急激に高まっています。SOMOSでは子どもたちに、プログラミングスキルの習得ももちろんですが、プログラミングを通して論理的思考能力や試行錯誤しながら自分で答えを導き出す力など、社会に出て必要な力を養うことができると考え、プログラミングの授業を実施しております。

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Q:プログラミングでロボットを動かすと聞くと、高度な知識や技術が必要とされると思うのですが。3歳から学べるコースを設けているようですが、幼児期のお子さんはどのようにプログラミングを学習していくのでしょうか。

A:幼児期のお子様には、まずボードとブロックを 使 用して 動 か すことの で きるロ ボット「Cubetto」を使い、遊びながら自然とプログラミングの考え方を学んで頂きます。前後左右といった方向感覚を理解することから始まり、次第にどの順番でブロックを組み合わせたら自分が動かしたい方向にロボットが動くかを考えられるようになります。

プログラミング

Q:3歳から6歳、6才から12歳と年齢別でコースが分かれていますが、それぞれのクラスの特徴を教えてください。

A:3-6歳のクラスでは前述したCubettoやタブレットで操作するWeDo等のロボットを段階的に学び、プログラミングの基礎となる数や順序の理解を深めます。6歳から
のクラスでは、レゴでロボットを組み立て、パソコンでそのロボットをプログラミングします。「AならB、AでなかったらC」といった条件の設定等、より高度な内容を学びます。また、ペアでの作業を通して、チームで試行錯誤する習慣も身につきます。

Q:ロボットを使ったユニークなカリキュラムを体験し、実際に通っている生徒さんやその保護者の方の反響はいかがでしょう。

A:保護者の方からは、「子どもが楽しみながら学べて、自分から授業にいきたがっているので入会を決めた」とおっしゃって頂くことが多いです。また、「大人にも難しい内容を、子どもがあっという間に吸収していく姿にびっくりした」とおっしゃる方もいます。生徒さんは、授業で毎回異なるミッションにチャレンジするのですが、そのミッションを達成できた時の喜ぶ姿が一番印象的です。

SOMOS Academy
住所:Shop 846,Fortune Metropolis,6 Metropolis Drive
電話:(852)3690-8200

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