関西弁超訳論語「立派な人を見習う編」日本語学校(八田真太)

2015/06/29

立派な人を見習うんやで、せやけど同じことせんでもええんや。

「僕はこれを学んだ!」

心に沁みる大阪弁訳『人の振り見て我が振り直せ』日本語の諺にも同じような言葉があります。昔の賢人達はやはり考え方に相通じるところがあったのでしょう。簡単なようで実は非常に難しいことです。あなたが出会った人が、あなたをとても不快な思いにさせたとします。「嫌な人だなあ」「感じの悪い人だなあ」とだけ思って、まさか自分がその人と同じことをしているなどと夢にも思わないでしょう。例えばあなたがエレベーターで後から乗って来る人のためにドアを開けていたとします。ところが乗って来た相手は「ありがとう」の一言も言いませんでした。当然腹が立つでしょう。せっかくボタンを押してあげていたのに、何て奴だ。では、あなたが後からエレベーターに乗った時、毎回お礼を言っていましたか?大勢一緒に乗る時、あなたは黙っていませんでしたか?「自分はしっかりできている」そう思うことこそできていない証拠です。また、更に難しいことは立派な人を見習うということです。「あの人はあの人、立派な人だから私には到底できない。」殆どの人がそう考え、やってみようともしません。ところが実践している本人にすれば誰でもできる簡単なことなのです。『同じこと』をしようとすると当然できません。『同じようなこと』をすればいいのです。10万円募金した人がいて凄いなあと思えば、お金を出さずにできる人助け、自分ができて苦にならない人助けをすればよいのです。なにも無理することはありません。

動物イラスト八田真太(HATTA SHINTA)
1977年神戸市出身。立命館大学卒業後、単身中国広州に渡り日本語学校を設立。広州市柔道協会日本人顧問、広州日本語教師連絡会会長等。雲南省に「雲南省恵民郷八田希望小学校」寄贈。好きな言葉は「人間万事塞翁が馬」。近著に「孔子がもし関西人だったら?」というコンセプトで「論語」を関西弁風にアレンジした「関西弁超訳論語(アールズ出版)」が全国の書店にて絶賛発売中!
ブログアドレス:http://schoolcity.jp/koucyou
Eメール:[email protected]

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