関西弁超訳論語「人情編」日本語学校(八田真太)

2015/03/09

2015年版 関西弁超訳論語

「僕はこれを学んだ!」

人情に厚い上司の下では長く仕事をしたいと思うものです。人情にもろ過ぎて少なからず面倒が起きたり、部下に苦労が回って来たり。それでも『こんな上司だけど、心の熱い人なんだ。この人のために人肌脱いでやろう』そういう気にさせる上司には多くの人が付いて来ます。逆に色々と決め事を作る上司は口うるさいと思われがちです。定時の報告や服装に至るまで、また遅刻やノルマを達成できなかった時の懲罰等、部下を決め事で管理しようと色々な規定や罰則を作ると職場が息苦しくなり、逃げ出したくなります。また、枠に入れられると自由を奪われ、罰則を受けると損だと思うようになり、「自分だけは自由を守り、罰せられないようにしよう」と部下が自分の保身や利益ばかり考えるようになるのも仕方のないことです。ある程度の規則やルールは必要ですが、やむを得ず守れなかった時など、上司としてあなたの寛容さが部下の士気にも影響してきます。

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八田真太(HATTA SHINTA)
1977年神戸市出身。立命館大学卒業後、単身中国広州に渡り日本語学校を設立。広州市柔道協会日本人顧問、広州日本語教師連絡会会長等。雲南省に「雲南省恵民郷八田希望小学校」寄贈。好きな言葉は「人間万事塞翁が馬」。近著に「孔子がもし関西人だったら?」というコンセプトで「論語」を関西弁風にアレンジした「関西弁超訳論語(アールズ出版)」が全国の書店にて絶賛発売中!
ブログアドレス:http://schoolcity.jp/koucyou
Eメール:hatta_shinta@joyful-net.com

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