関西弁超訳論語「言葉遣い編」日本語学校(八田真太)

2014/10/20

「僕はこれを学んだ!」

なんぼ部下や後輩や言てもええ加減な態度で接したらあかんで。

あなたは初めて先輩、上司になり後輩、部下を持つことになりました。今まで自分の上にいた先輩や上司は威厳のあるとても偉そうな人間でした。では、あなたも自分の後輩や部下に対して同じように先輩らしく、上司らしく偉そうに振る舞った方がよいのでしょうか。あなたが後輩、部下だった時のことを思い出してみましょう。偉そうに振舞う先輩、上司を見て「いつか自分も後輩や部下を持って偉そうにしたいなあ」と思ったことでしょう。では、あなたはそんな先輩や上司を尊敬し、慕っていたでしょうか。答えはノーです。同じようにあなたが偉そうに振舞ったところで後輩、部下は従うでしょうが、尊敬され慕われることはありません。らしくないと感じるかもしれませんが、後輩、部下にもきちっとした言葉使いで話し、お辞儀をし、礼儀正しく接してみてください。きっとあなたのことを尊敬し、慕ってくれるはずです。偉そうに振舞うのはもう少し後からでもいいのではないでしょうか。

心に沁みる大阪弁訳

原文 現代中国語訳 日本語現代語訳

 

動物イラスト

八田真太(HATTA SHINTA)
1977年神戸市出身。立命館大学卒業後、単身中国広州に渡り日本語学校を設立。広州市柔道協会日本人顧問、広州日本語教師連絡会会長等。雲南省に「雲南省恵民郷八田希望小学校」寄贈。好きな言葉は「人間万事塞翁が馬」。近著に「孔子がもし関西人だったら?」というコンセプトで「論語」を関西弁風にアレンジした「関西弁超訳論語(アールズ出版)」が全国の書店にて絶賛発売中!
ブログアドレス:http://schoolcity.jp/koucyou
Eメール:hatta_shinta@joyful-net.com

Pocket
LINEで送る