風水の奥義を行く!第133回 病との戦いに勝つ、の巻

2023/03/15
中国で生まれ五千年以上の歴史ある風水。
ここでは香港の伝統的な風水をご紹介しながら風水の奥義に迫ります。

◆◆元気に生きるための養生法◆
その昔、友人が末期の乳がんにかかり、手術と放射線治療を行うのに海外へ赴く姿を涙しながら見送ったことがあります。その一年後、彼女は以前と変わらない明るい様子で私たちの前に再び現れました。それが嬉しかった反面、どうして元気になれたのか不思議だったのでその理由を聞くと「気功のおかげ」だと言います。これまでぼんやりとした言葉でしか把握していなかった気功を深く知りたい、と思えた瞬間でした。
気功は目に見えない「気」を自分の力で動かすものです。そのため目に見えるもののみが確かなものだと思う方にとっては分かりにくいはずです。しかし「気」は身体の中の血液やリンパが流れるためにはなくてはならないものであり、気が丹田にたっぷり備蓄され活用できると私たちの身体は後天的に元気になります。こうした養生法は病気に勝つためのツールでもあり、どんなことがあっても健康な精神を維持する際の武器にもなります。IMG_5193

◆八卦から読み取る病の暗号◆
さて、風水は土地にしろ住まいにしろ平面を見るのが一般的ですが、時の流れと共に変化する風水もあります。現在は後天第八運(2004年~2023年)から後天第九運(2024年~2043年)へ移行する時期、この時の流れと共に、猛威を奮う病気も変化しています。
後天第八運の時期は八卦では艮(うしとら)の時代。土エネルギーが鍵を握るため、この時期は土エネルギーに関わる病気が猛威を奮います。具体的には、良性・悪性を含む腫瘍、胃や脾臓の病気、皮膚病などがそれにあたります。もちろん、どの時期にもこうした病気は存在するのですが、この第八運の時期には特にがんに苦しみがんと戦う人たちが増えていきます。
これから先の後天第九運は八卦では離(り)の時代、火エネルギーが鍵を握ります。そのため、今後は火エネルギーに関わる病気が徐々に影響していきます。具体的には心臓が衰弱する、動悸がするといった心臓の症状、情諸が不安定になる、イライラするといった精神的症状、熱射病、炎症、化膿といった炎熱症状、高血圧、生理痛、出血などの血液の症状、口が苦くなる、味覚異常、舌炎などの舌味症状が想定されます。
悪性腫瘍とはいえ自分の身体の中にある細胞です。悪性腫瘍というネガティブな細胞を、時間をかけて活性化させポジティブに変えるのが気功の考え方です。第九運に向けてこころと心臓を鍛えることもできます。イラっとくる気持ちを平らにし穏やかにする働きが気功にはあります。貯金と同じで少しずつでも貯めていくことができ、畳一枚分の場所があればどこでも行うことができます。

◆孟意堂風水的病に勝つ奥義◆
さて、戦いは、はるか海の向こうで起こっているものだけではなく、実は私たちの身近にも起こっています。日々自分の病と戦う人たちが香港にもたくさんいるからです。毎週週末に学んでいる気功レッスンには「より健康でいたい」人たちや「自分の病をなんとかしたい」と思う人たちが集まってきます。気功の仲間であるYさんは3歳の頃に「助からない命」と病院で宣告されましたが、気功に出会い折れそうな心を守ることができた、と言っていました。その後、喉の癌や皮膚の難病と、いくつものハードルと戦い続ける青春を過ごし、その度に宝物とも言える人たちと出逢うことができた、と言っていました。
彼女は、病気と向き合いながら学校の事務員として働き、学生さんたちをサポートする仕事に励んでいます。貧血で動けなかった時も車椅子に乗って気功の練習にやってきました。彼女を動かしているのは「誰かの役に立ちたい」という真っ直ぐな気持ち、つまり目の前の人たちの役に立ちたい、という欲望が彼女を逞しくしているのでしょう。気功は病に打ち勝つツールですが、この強い気持ちが加わって人は生き抜く力を得るのだと思います。


彦坂 久美子
<プロフィール>

名古屋市出身。中国古代からの知恵である風水に魅かれ、著名ブランドが認めた風水師デビッド・ソー先生の弟子として無常派風水に師事。易経を含めた玄学に長年携わり、漢五派第七十三代嫡系・孟意堂として住宅、事務所、店舗等の風水、開業や引越し、結婚等の日取りの選定、四柱推命で人生の様々な問題やニーズに対応している。著書に「金運を引き寄せる孟意堂風水(廣済堂出版)」がある。

孟意堂
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Line ID: Mannidou2868

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