風水の奥義を行く!第132回 追い込まれて強くなる、の巻

2023/02/15
中国で生まれ五千年以上の歴史ある風水。
ここでは香港の伝統的な風水をご紹介しながら風水の奥義に迫ります。

◆乱世を生き抜くために◆
現在放送のNHK大河ドラマ「どうする家康」では、若い頃の徳川家康公が自分や自分の領土に住む人々の明暗を分けるような難しい選択肢に悩み、それらをクリアしていく姿が描かれています。自分を我が子のように育ててくれた駿府の今川家に就くのか、それとも力のある尾張の織田家に就くのか?その際の桶狭間の合戦で「出撃して戦う」のか、「籠城して守りを固める」のか、それとも「生き残るために何もしない」のか等、究極の選択に大いに悩み、そして答えを見出していきます。最初はその現実に泣いたり逃げたりしていた家康公ですが、追い込まれれば追い込まれるほど人は強くなるのでしょうか。世の中の動きと共に彼は良い意味で変化し、様々な方法を見出すべくチーム家康で知恵を出し合い乱世を乗り越えていきます。
今、私たちがいる時期は彼が生き抜いた時代から随分後になりますが、このドラマの「どうする?」という問いかけは今を生きる私たちにもささるところがあります。今はまさに後天第八運(2004年-2023年)から第九運(2024年-2043年)への過渡期、これまでのゆったりしたテンポの第八運のやり方では通用しなくなり、第九運は炎のようなアップテンポで物事が変化していきます。そして、この一年はまるで山と山の谷間にいるように、第八運と第九運のエネルギーが重なる時期であり、大きな変化が起こるのはあたりまえなのです。

◆立春の命式から読み取る暗号◆
この一年の動きを事前に垣間見ることができれば、「どうする?」に直面する際のヒントになります。立春をあたかも人の四柱推命のように見立てて分析していくと、その年の様々な動きを予測することができます。ちなみに孟意堂が毎年行っている新春セミナーでは、この方法を使ってどの業界がこの一年注目されるのか、どの業界に伸び代があるのか、そして逆にどの業界が不利なのかを予測しています。
今年の立春は西暦2023年2月4日10時43分でしたので、命式は以下のようになります。

癸卯(2023)年の立春:2023年2月4日 巳の刻
年 陰水比肩) 食神
月 陽木傷官) 甲//傷官/正財/正官
日 陰水//正財/正官/正印
時 陰火正財) //正財/正官/正印

この命式を見てみると、まず土・金エネルギーがほとんどありません。主役であるソフトな雨露の癸(みずのと)水は下に根がなく、極めて弱い状況です。さらに、根をしっかりと張り巡らしている甲木(こうぼく)に水分を吸収され、強い火に熱されて、自分自身である癸水は儚く苦しい状況です。そんな中、力になってくれる仲間、年柱の癸水エネルギーは存在するのですがその力は弱く、また、支えになるはずの庚金エネルギーは地面の下にわずかにあるため力になることはできません。スクリーンショット (2377)

◆孟意堂風水的弱極無依の年を乗り越える奥義◆
ここから読み取れることは、この一年はハードルが多く、金銭面で追い込まれる年であることです。力のある人から助けを受けることはできず、仲間は自分のことで精一杯、「結局頼りになるのは自分だけなんだ」と思い知らされます。疲れ果てるまで一生懸命働いても得られた収穫はほんのわずかです。
それでも屈せず粘り続ける人は、この一年の苦渋を乗り越えられます。「自分なんて捨てて楽して生きよう!」と割り切らなくていいのです。喩えて言えば「信長様のおっしゃる通りです」と従い、竹垣に囲われた格闘技でわざとやられる別の家来たちとは違い、信長公から追い込まれても負ける勝負と分かっていても格闘技で競い、信長公を一度は巴投げでかわす家康公のように、自分を持ち続けてねばり、体力を温存し、タイミングを見計らって一気に攻めることが、この一年を乗り越える重要なポイントだと読み取っています。


彦坂 久美子
<プロフィール>

名古屋市出身。中国古代からの知恵である風水に魅かれ、著名ブランドが認めた風水師デビッド・ソー先生の弟子として無常派風水に師事。易経を含めた玄学に長年携わり、漢五派第七十三代嫡系・孟意堂として住宅、事務所、店舗等の風水、開業や引越し、結婚等の日取りの選定、四柱推命で人生の様々な問題やニーズに対応している。著書に「金運を引き寄せる孟意堂風水(廣済堂出版)」がある。

孟意堂
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