風水の奥義を行く!第129回 恵まれた風水天地、の巻

2022/11/16
中国で生まれ五千年以上の歴史ある風水。
ここでは香港の伝統的な風水をご紹介しながら風水の奥義に迫ります。

◆風水都市・香港にないもの◆
風水の有名な言葉に「山管人丁、水管財(山は人財を制し、水は財を制する)。」があります。香港には、その言葉通りの素晴らしい山々があります。たとえば、香港島の太平山(ビクトリアピーク)は、香港で最も高い山「大帽山」から連なるエネルギーを受けた山で、富にも健康にも恵まれ安定する左輔星の山と言われています。また、知恵あふれる南宋の僧侶、済公(さいこう)の帽子の形に似ているところから、このエリアに住む人たちは賢くなれる、とも言われています。
海に囲まれた香港は水にも恵まれています。豊かなビクトリアハーバーが九龍と香港島の間を西から東へうねうねとゆったりと流れているので、この地は枯渇することなく豊かである、とも言われています。現代を生きる私たちにとって香港は恵まれた風水天地です。しかしながら、ここ香港にはない自然の恵みが、日本の栃木県・日光エリアにあります。

◆龍がひと休みしたその後で◆
山脈の中には、龍がうねうねと動いているようなエネルギーあふれる龍脈と、そしてその偽物があります。本物の龍脈が躍動的に動く途中できれいな水の豊かな池を見かけると、龍はそこで水を飲み、ひと休みします。この清らかなブルーの池のことを風水用語で「天池」と呼んでいます。その水が海水ではなく淡水であり、龍が飲んで癒されるほど、クリーンで美味しいことが大事なポイントです。そして、さらに大事なのが実はそのひと休みした後です。休んでエネルギーチャージした後、龍はまた再び躍動的に動き出し、龍のたくましいエネルギーがエネルギースポットと言われる龍穴に集結するからです。
このリアルな光景をなんと栃木県・日光エリアで見ることができます。男体山の山頂付近にある中禅寺湖は水深があるため冬でも凍らず美しく、まさに天池であると言えます。そして、天池のきれいな水を飲んでひと休みした龍が再び動き出して行き着くところが、二荒山神社であり、日光東照宮です。日光東照宮には、何百年も昔からこの地で徳川家康公が永眠されているのは、偶然ではありません。ドローンも測量もなかった時代に風水理論に基づいてこの風水天地を見出した天海和尚が風水の天才であったことが伺えます。
ところで、今を生きる私たちが住む場所を「陽宅」と呼ぶのに対し、先人の眠る場所を「陰宅」と呼んでいます。国が繁栄するかしないか、○○家が栄えるか否かは実は「陽宅」の影響だけではなく、「陰宅」のサポートがあってはじめて成り立つものです。つまり、徳川家康公はこの世から旅立った後、たくましいエネルギースポットに眠り、あの世に旅立ってからもはるか北の方から南に立地する江戸をサポートしているのです。image0

◆孟意堂風水的風水天地を享受する奥義◆
天池のある場所、そして、そこから流れる龍のエネルギーを受けたエネルギースポットのある場所は、そこで生きる植物たちを生き生きとさせています。日光東照宮界隈に行くと、明らかに他のエリアとは違うすがすがしいかおりやマイナスイオンたっぷりの空気を味わうことができます。家康公が眠っているお墓の背後にある杉の木たちは凛としていて穏やかで、このエリアの植物たちも心地良く生息しています。
今のままではダメだ、是が非でも改善したいと思う場合、運気の流れをガラリと変えたい時、「よし、やるぞ!」とエネルギッシュになりたい場合に訪れると良いエリアでもあります。
生きている限り私たちは何かにぶつかります。そこで改良しようとか改善したいと思います。その思いを元に考え、行動を起こし、そして逃げないでクリアしていく。そういう生き方をされた家康公が眠るエリアだからこそ、改善に力を注ぐ私たちに力を与え、エネルギーを注いでくれるのかもしれません。


彦坂 久美子
<プロフィール>

名古屋市出身。中国古代からの知恵である風水に魅かれ、著名ブランドが認めた風水師デビッド・ソー先生の弟子として無常派風水に師事。易経を含めた玄学に長年携わり、漢五派第七十三代嫡系・孟意堂として住宅、事務所、店舗等の風水、開業や引越し、結婚等の日取りの選定、四柱推命で人生の様々な問題やニーズに対応している。著書に「金運を引き寄せる孟意堂風水(廣済堂出版)」がある。

孟意堂
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