無限の可能性を引き出す「Stamford American School HK」何文田

2022/05/18

何文田にあるアメリカンインターナショナルスクール、「Stamford American School HK」。2017年に創設、幼稚園からGrade12(5〜18歳まで)の生徒を受け入れ、21世紀に活躍する人材を育成している。変化の速い時代を生きるためにはデジタル技術はもちろん、実体験をもとに得られる自己実現カリキュラム、生徒一人ひとりに細かいサポートを施すなどの同校独自の教育法を見ていこう。

生徒の無限の可能性を引き出す

進化していく時代に適応できるように、生徒たちのスキルや能力を育成する教育システムが大切だということは広く受け入れられている考え。スタンフォードの教育理念は4つの「I」をもとに構築されている。これは、自分独自の学術的な方法で自己実現をしていきながら、グローバル社会の中で挑戦を忘れず多方面の才能を育てることを目標とするものだ。
add1 では、スタンフォードでの教育や学習をユニークなものにする、その4つの「I」とは何か、それぞれ紐解いてみよう。
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INNOVATIVE 革新的な学習法:時代に合った教育のDNAを培う

ここで紹介するのはSTEMinnというもの。

Silence サイエンス
Technology テクノロジー
Engineering エンジニアリング
Math 数学
Innovation 革新(音楽・芸術・言語など)

の略語だ。

スタンフォードではこのSTEMinnカリキュラムにのっとり、スタンフォード独自の革新的なDNAを養う。将来を見据えた教育を行うため、最新テクノロジーとアプローチ方法で経験に基づいた能力を育てていくことを推奨している。

2年に及ぶパンデミックにより今まで以上に新しい概念の必要性が浮き彫りになった。実際に物事にチャレンジすることで生徒のスキルを身につけ、社会性やテクノロジー技術などの多方面に及ぶ能力を育てていく。
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ミッションインスパイアウィーク中、G5の生徒たちがコーディングクラスで学ぶ様子

ミッションインスパイアウィーク中、G5の生徒たちがコーディングクラスで学ぶ様子

INDIVIDUALIZED 個性を大事にする環境:生徒一人ひとりのデータをもとに教育にあたる

同校独自のプラットフォーム「Perspectives」をご存知だろうか? 生徒一人ひとりのデータを統括して管理するシステムだ。ここには、成績表のほか、MAP評価(Measures of Academic Progress:アメリカの学校で使われるテスト。英語と算数の学力をコンピュータを使って測るもの)、リーディング力、身体的発達、英語力(TELL)、学生支援課データを一括管理する。これをもとに教師は、生徒一人ひとりの成長段階や挑戦段階を把握し、個人に合った教育ストラテジーのもと指導にあたることができる。このプラットフォームのおかげで、いくつもの複雑なデータを分析したり混同することなく、教師陣は生徒を包括的に観察できるのだ。

 動画は「Perspectives」の説明。生徒のパフォーマンスデータを細かく、わかりやすく記録し、教師、保護者、生徒間で共有し、今後の向上へと繋げていく。また教師は生徒を小グループに分け、さまざまなデータやツールを用い、個別に丁寧なサポートする。

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また、高校では、25以上のコースから自分が履修したい科目を選び、自分独自の修了課程を決めることができる。教務歴14年以上のベテラン教師陣が揃い、指導にあたっている。特に同校での中国語と英語のバイリンガル教育は、インター校の中でも徹底していると言えるだろう。

香港校では2023年に初の卒業生を輩出するが、姉妹校のシンガポール校では、世界有数の大学への高進学率を誇る。アメリカはボストンカレッジ、ニューヨーク大学、カナダのトロント大学、イギリスはインペリアルカレッジ、香港大学、シンガポール国立大学などの実績があり、2020年にはIBGD(国際バカロレア ディプロマ プログラム)合格率は100%の実績がある。

同校の教師陣は年間を通して定期的に教育トレーニングを受けている。そうすることで教室に最新の教育メソッドを届けることができる。

同校の教師陣は年間を通して定期的に教育トレーニングを受けている。そうすることで教室に最新の教育メソッドを届けることができる。

IB-CENTRIC IB(国際バカロレア)の中心:スタンフォードのユニークなアプローチ

同校はアメリカの標準カリキュラムと国際バカロレア ディプロマ プログラム(IBDP)を統合した国際バカロレア(IB)認定校。この統合プログラムは、標準的な土台と探究型学習を組み合わせたもので、香港では唯一無二の教育法として有名だ。

IBプログラムは生徒や家庭にとってとてもわかりやすい。生徒はIB学習への道を歩み出すとすぐに、スキルを培い積極的な学習態度を身につけながら学校生活を始めることができるのだ。教師陣は生徒をただ進級させるだけでなく、成功体験によって得られるスキルや自信を身につけられるように指導していく。

また、卒業生には国際的な教育機関だけに認められる卒業資格(CIS)を付与。つまり、同校を卒業すると世界中の大学へ入学できる切符を手にすることになる。

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IBの生徒はさまざまな実体験を通して科目への深い理解を得ていく。「実体験学習プログラム」が同校のユニークなところ。

ユニークな実体験プログラムの動画をご覧いだだこう。
 

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以下は履修する生徒の声
■「学校外部から、業界で活躍する専門家やプロの講師が来て教えてくれる。その体験がとても新鮮(エンジニアクラス)」
■「人から与えられたものではなく、自分が興味を持つ分野に没頭できるので、積極的に取り組める(建築デザインクラス)」
■「教室の机ではなく、実際に屋外に行き、いろいろな建築物を見て回った。自分ならどんな建築をしたいのか、具体的にイメージが沸いた(建築デザインクラス)」
■「このクラスを通じてAIは無限だと感じた。AIを使って何か大きなことに挑戦したい夢ができた(デザインシンキングクラス)」
■「自分が表現したいことはどんな形なのか、どんなことなのか、このクラスに参加して探すことができた。そして努力の中に成功があることを学んだ(ビジュアルアートクラス)」
■「僕は祖父が建築家ということもあり、興味本位で建築クラスを履修した。イメージだけの建築だったが、実際に建物を見てデッサンを重ねるうちに、将来は祖父のように建築家になりたいと思う(建築デザインクラス)」

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INTERNATIONAL 国際的な視点:コロナ禍の教育と思考

同校はインターナショナルカリキュラムを実施、グローバルな視点のもと、さまざまな生徒に異なるレベルの英語サポートや多様な教育法を提供する。パンデミックの時でも、全日にわたるハイクオリティなオンラインラーニングを実施した。それは将来的にピンチをチャンスに変える機会だったと言えるかもしれない。

実際に同オンライン期間は、海外からのゲストスピーカーを招き、個別で学ぶ学習教育を行うとてもいい機会だった。

12の国や地域で85以上の学校を展開する「コグニータ・スクールズ・グループ」の一員で、幅広いグローバルネットワークを持つスクールとして知られる同校は、国際的なバックグラウンドを持つ教師資源が豊富。その教師陣の数は1万人で、国を超えて情報交換を行いながら、生徒それぞれが実社会でもグローバルな視点で事柄にアプローチできるよう質の高い指導を行う。

またコグニータの特徴は、一人ひとりの生徒に学力面だけでなく、感情発達面でのケアに力を入れていること。感情面で安心と思えなければ心身の健全な成長はないという考えのもと、専門チームが生徒に細かいモニタリングやケアを行なっている。

Ms. Teresa Foardセカンダリースクール(日本でいう中等部) テレサ・フォアード校長

2020年から現職。以前はコグニータグループのヴェトナム校で副校長を務めた。オーストラリア出身で、英国、ヴェトナム、ドイツなどで、国際バカロレア ディプロマ プログラム(IBDP)を指導・導入してきた豊富な経験を持つ。アジアパシフィックエリアではIB教育者を指導するワークショップリーダーとして活躍もしている。「生徒たちが卒業まで、自身の道を見つけられるようにサポートすることが私の使命です。すべての生徒は正しいサポートのもと必ず輝くことができる。そして興味や才能を開花させることで喜びや楽しみを見出せるのです」

Rose Chambersエレメンタリースクール(日本でいう小学部) ローズ・チェインバーズ校長

2017年の創設から参加するチェインバーズ校長はニュージーランド出身。日本、中国、グアテマラなどで18年以上に渡りワールドワイドに活躍してきた。幼少教育に精通し、リーディングやライティング教育の権威でもある。アメリカのフラミンガム大学にて国際教育修士号を取得。
「教育とは私にとって、生徒の心をケアし、生徒一人ひとりを大事にし、学習に導くことをさします。スタンフォードスクール創設から、強固な教育環境を築き上げてきました。スクールは一つの大きなファミリーです。本当の学びを実践する私たちのコミュニティへぜひご参加ください」

学校代表 カリー・ディーツ
6ヶ国で25年以上の教務経験があるカリーは、同校の創設からのメンバー。生徒たちへの関心と保護者との連携をとても大切にする教育者だ。特に強調するのは、コグニータグループの一校として、他者と相互協力しながら、生徒一人ひとりの可能性を引き出し、個性を大事にしたいという考え方だ。

生活指導カウンセラー長 アラン・エリクソン
彼も同じく2017年創設から同校に在籍する。コグニータグループの一つであるシンガポールにあるインター校でPEや数学の教鞭をとるなど、経験を積んできた。スタンフォードでは生徒の健全な心身の発達をサポートするカリキュラムを担当。座学では得られない実体験を生徒たちに得てもらうため、屋外活動に力を入れている。

クラスでは個性を大事にしながら教養を養い、社会性を身につけるサポートを行う

クラスでは個性を大事にしながら教養を養い、社会性を身につけるサポートを行う

さらに詳しい情報はキャンパスにお越しいただくか、アドミッションチームまでお問合せを。

同校の独自プログラムが、どのように各生徒の自己実現につながる能力を育成していくか、実際に体験しに足を運んでほしい。
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image3Stamford American School HK
電話: +852 2500 8688
ウェブ: www.sais.edu.hk
住所: 25 Man Fuk Rd., Ho Man Tin
スクール見学のお申し込みはこちらから

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