K Lineトラベル「鴨洲、吉澳、荔枝窩・ユネスコ地質公園日帰りツアー」レポート

2020/08/11

4去る7月11日、K Line トラベル主催の鴨洲、吉澳、荔枝窩日帰りツアーが行われ、PPW編集部も参加した。当日朝は大学駅に集合し、55名の参加。5旅行業界数十年の日本人スタッフたちの手慣れた点呼と開始の説明の後、近くの船着場・馬料水碼頭に移動して、チャーターされた船に乗船。8一同、馬鞍山を右手に見ながら船は沖合に進んだ。

40分くらい経つと、左手に鉄分を多く含んだ赤い地形が目に入ってくる。そこで船が一旦停泊すると船上から見ると小さいが、人の背丈ほどあるという手の形をした岩【鬼手岩】を眺めての暫し撮影タイム。9

そこから再出発し、20分程でひとつ目の目的地【鴨洲】という島に到着2した。この島の形状が鴨に似ているという事から命名された島で、先端は本当に鴨の頭に見える。現在は5名の島民と犬3匹しかおらず、観光客を相手に飲料品などを販売したり、日向ぼっこをしていたりと、目の前の深圳市塩田港の発展の勢いとも香港の中心部のにぎやかさとも無縁だった。遥か彼方昔の地層がむき出しになった鴨の眼にあたる岩山での撮影タイムを終えて、船は再出発。

360↓鴨洲を360°ぐるっと閲覧↓


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2 (1)鴨洲から10分くらいで次の目的地【荔枝窩】へ到着。この土地は香港中心部からも深圳からも行きづらいが為に、外部との交流があまりなく発展が遅れたらしい。7地質ガイドさん曰く、ひと時代もふた時代も前にこれらの土地の70%の人は英国などに出稼ぎに行ってしまい、村の修繕費はそれらの元村民から英国ポンド建ての寄付金で成り立っていたそうで、村にはその寄付金を称えた石碑が建っていた。

この200年以上の歴史を持つ客家人の村「客家圍村」の入り口にあるその石碑を後にして、村中心部の広場を通り過ぎ、マングローブ探索へ。8-2香港では現在8種のマングローブの木が確認されており、各土地に散らばって生息しているが、ここ荔枝窩だけはその8種類全部を観る事ができるという。満ち潮になると海水で満ちてしまう湿地の上にマングローブ観察用の遊歩道が整備されており、添乗員さんの説明のある中、ツアー参加者はマングローブの生態系を観察した。

11その後は、村の広場に戻り青空の下にテーブルを広げ、気温34度の中、キンキンに冷えたビールと村のレストランから供される客家伝統の料理に舌鼓を打つ。58酢豚や村の名物である生姜パウダーで炒めた白菜、優しい味の瓜の炒め物などの他に客家名物の蒸かした菜包やデザートが次々にテーブルに。余った蒸物はお土産にどうぞと気さくなオーナーさん。

この青空レストランのオーナーさんは記述の通り、15年前12に英国に出稼ぎにいっていたそうで、99歳の父親と暮らす為に香港に戻って来たそうな。「客家の家を観たければ、見せてあげるから付いて来なさい。」とツアー客一同を自宅まで案内してくれた。自宅には弟さんがチャールズ皇太子に表彰されている写真などが飾られ、99歳のお父さんも元気に歩いて出て来て、我々ツアー客を出迎えてくれた。このオーナーさんを含め、自宅の2階を民宿として開放している家が数軒あり、今後は香港政府と一体となり民宿を謳った村として観光業も打ち出していくらしい。

360↓荔枝窩を360°ぐるっと閲覧↓


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昼食後の村の散策を終えて乗船し、今度は次の島【吉澳】に向かう。この島は人口50名ほどで上陸後は天后廟を見学。天后廟の神々しい雰囲気を感じるも天后廟内に地元の歴史を展示した資料館が隣接されており、ツアー参加者たちは吉澳の歴史に触れて理解する。潮風に吹かれながら島を歩き、島特有の雰囲気を堪能。お土産のデザート茶棵を購入して、一同帰路についた。

AnyConv.com__16AnyConv.com__IMG_4944帰りの船上では当日の訪問地に関連したクイズ大会が行われ、中には景品を得た参加者も。ベテランの地質ガイドさんが日本語で色々と説明をしてくれたり、チャーター船チケット、専業地質ツアーガイド、昼食代、旅行保険込なども含まれてHK$248の参加費は非常にリーズナブルだと感じた。

K Lineトラベルでは今後もこういったローカルツアーを企画しており、サイトやFacebookなどでツアーの告知を行っていく予定だ。興味を持たれた方は是非チェックして欲しい。

360↓吉澳埠頭を360°ぐるっと閲覧↓


↓↓↓吉澳の雰囲気が分かる動画はこちら↓↓↓


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電話:(852)2543-7683
メール:sales@klineair-travel.com.hk
担当:石井(日本語、北京語)
www.klinetravel.com

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