香港・孟意堂の風水シリーズ!人生山あり谷あり

2014/04/07

彦坂久美子の風水シリーズ!人生山あり谷あり

 

cl◆首のチカラ◆
「おまえは首だ!」という言葉が意味するように、首は人間にとって要になるカラダの部分です。
首は単にカラダと頭をつないでいるだけではなく、酸素や栄養を最も必要とする脳に血液を通して身体から送り込み、頭からは細かい神経を通して様々な情報や指示を送り込む橋のような役割を果たしています。
老廃物をデトックスし、病気にかかりにくくなる免疫力を司るリンパ節も首にあります。首を通る自律神経系にトラブルが生じると、血圧が不安定になったり、立ちくらみがしたり、不眠症に悩まされます。さらには、情緒不安定になったり、人や自分が信じられなくなったり、イライラするなど肉体だけではなく精神にも問題が生じたり、やる気が出てこなくなったりします。
首というこの小さなパーツには、人間の身体の機能の中で最も重要な働きが集中しているといえます。

cl2◆人にとっての首のような役割を持つ谷◆
人間のカラダと同様、風水の世界にも首のように重要な働きをするものがあります。
山の峰を風水では「山龍」と呼びあたかも龍が動くようにエネルギーが山に宿っているとみなしていますが、山の峰と峰の間にある谷は「過峡」と呼びます。この過峡が人間にとっての首のような役目を持っています。
山のエネルギーが右の写真のように、この峰を伝って谷の前でいったん溜まり、谷をゆっくりと通り抜けた後、噴火のように勢いよく出て行きます。つまり、谷を通る前よりも谷を通り過ぎたあとの方がエネルギーは強いのです。この動きは、竹に節がいくつもあるように、連なる山の峰と谷を通して何度も繰り返されます。そして、やがて川や水に面した場所で最も勢いよく放たれますが、ここがエネルギースポットと呼ばれる場所になるのです。
きっと人間の首のように、過峡には骨や血液だけではなく、大自然の中を司る大切なリンパ節や自律神経系もあるのかもしれません。首と同じように、短い谷もあれば長い谷もあり、場合によっては肩こりがあってエネルギーが滞ってしまっているようなものもあればスムーズに流れているものもあるのでしょう。いにしえの人たちはこの谷を流れるエネルギーをしっかりと吟味して活用したのだと思います。

◆久美子的節目を開運に変える奥義◆
人生には山あり谷あり。
良い時もあれば谷に落ちるときだってあります。その流れがゆるやかな場合もあれば、急に変化する場合もあります。人として生きていれば、これまでの流れを変えるような節目に必ず出会います。
これまでスムーズな人生を歩んでいたとしても、節目の前にはこれまでの勢いや流れは一旦止まってしまうのです。それを「つまづき」ととらえてしまう人もいるでしょう。スムーズに行かなくなったことを悔しく思い、動く事を止めてしまう人もいることでしょう。

これは見方を変えてみれば、人がある一定のレベルに達すると次のステップに往く前に立ち止まることなのだ、とも捉えられます。この節目を過ぎれば1つ上のフロアーに行く事ができるのです。そして、クリアした後には、これまでに持っていなかった力を持つようになることも少なくありません。
こうしたことは、前述の山の峰と谷のように何度も何度も繰り返すことによって強くなる事ができます。そのときに大事な事は、谷のあとにはまた山があることを忘れない事です。ずっと谷にしがみつき泣いたり悔しんだりし続けていれば、その状態がいつまでも続きます。
問題はその次をどうするか、です。
谷の状態にいるときにこそ次に起きるであろうステップを想定し、次の作戦を動きながら考えましょう。そして、山に上り詰めたときにはおごらずに行動するのです。今自分がどの状況にいるのかを知り、その時に合った行動をすることです。今ある自分を生かすのも殺すのも自分の心のありかた次第なのです。

彦坂 久美子
<プロフィール>
愛知県名古屋市出身。中国古代からの知恵である風水に魅かれ、
著名ブランドが認めた風水師デビッド•ソー先生の弟子として無常
派風水に師事。易経、四柱推命も含めた玄学に長年携わる。住宅、事
務所、店舗等の風水の他、店舗の開店日や引越し、結婚の日取り等
の選定、四柱推命を使い、結婚、子育て、ビジネス、健康等人生にお
ける様々な問題やニーズに対応している。
久美子顧問
<問い合わせ先>
住所:Rm. 2912, Tower 2, Times Square,
1 Matheson St., Causeway Bay
電話:(852)9841-6366
ファクス:(852)2961-4800
電子メール:kumiko6ring@gmail.com

 

Pocket
LINEで送る