香港在住日本人主婦が綴るリレーミニエッセイ Vol.118

2018/09/26

フォトジェニック香港 Vol.8

香港でしか見られない絶景に息を呑む!
重陽節にはハイキングへ行こう!

 

一大イベントの中秋節も終わり、年末へのカウントダウンが始まろうとしています。年内のイベントも残すところ、10月の国慶節、重陽節、12月のクリスマスくらいでしょうか。

今回は、10月17日に迎える「重陽節」を取り上げます!

重陽節は旧暦の9月9日。陽数(=奇数)が重なるため、この名前がつけられたよう。旧暦3月の清明節と同様、家族でお墓参りに行くのが慣習で、日本のお彼岸に似ています。また、この日は高台に上ると幸運が訪れると信じられており、皆さんこぞって高い場所へハイキングに行きます。

そこで、代表的なハイキングコースをご紹介!

日本でハイキングに行こうとすると一日がかりですが、香港ではハイキングコースも身近で、日常の延長線上に存在しているような気がします。晴れの日が多く、霞も少ない10月は、ハイキングにもってこいの季節。ぜひ重陽節にあやかってお出掛けしてみてはいかがでしょうか。

 

①獅子山(ライオンロック)

LR2

名前の由来は、岩の形がライオンの頭のように見えるから。気軽な気持ちで挑んでしまったけれど、上級者向けではなかろうか。柵もロープも皆無で、命の危険さえ感じる、汗。
ただ、見える景色は感動の一言!山下に望む高層ビル群は、自然と街の距離が近い香港の魅力そのもの。この近未来的なおもしろい光景に、がんばって登った甲斐もあったと思える。
最寄の黄大仙駅からスタートすることもできるが、ハイキングコースの入口を拝む前にヒットポイント*がゼロになる予感しかしないので、入口まではタクシー利用がおすすめ。ちなみに、わたちしたちは、沙田坳道(Shatin Pass Rd.)にある「獅子山郊野公園」というゲートからスタートしました。
*ヒットポイント=ゲーム内においてキャラクターの体力、または、それに相当するパラメータを表す値の名称

ここがてっぺん! 岩をよじ登りました、汗

ここがてっぺん! 岩をよじ登りました、汗

 

②龍脊(ドラゴンズバック)

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標識のドラゴンが愛らしい♡

標識のドラゴンが愛らしい♡

これぞ、ドラゴンズバック(龍の背中)!

これぞ、ドラゴンズバック(龍の背中)!

ライオンロックを経験済だったので割とスイスイ進めた、こちらのコース。その名のとおり、龍の背中を歩かせてもらっているような有難い気分に。気がよいとはこのことか!と感じるほど、遮るものが何一つなく、気持ちのよい風の抜け具合。

入口までは、筲箕湾(サウケイワン)駅から9番バスを利用。一応、入口にお手洗いはあるが、わたしの許容範囲を優に超えていたので寄ることはできなかった(ご参考まで)。山頂まで1時間ちょっとの心地よいコース。

 

 


Profile

Sayaのプロフィール
香港でカメラマンとして活動し、主に家族写真の撮影を行なってい る。香港が大好きで、街歩きをしているときが至福の時間。趣味は、 カラオケ、ヨガ、そして、もちろんカメラ。みつ子とにゃんこ先生の飼 い主。つまりは、大の猫好き。2016年より香港で生活。Instagram (@photogenic_hk)でもおすすめスポットをご紹介しています。

 

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