香港在住日本人主婦が綴るリレーミニエッセイ Vol.117

2018/09/18

新界ひきこもり!香港生活 Vol.6

タクシーと広東語

 

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香港では安価で身近な乗り物「タクシー」。我が家のエリアではもっぱら緑のタクシーが走っています。

都会はわかりませんが、こちらでは広東語か普通話でなければ通じません。香港に住み始めた頃、話せない私は仕方なく行先を書いたメモを用意していました。当然ながら色々なタクシーの運転手さんがいました。私が日本人とわかると「安全地帯」を流してくれる運転手、なぜかそのタクシー運転手さんとはとってもご縁があり、度々乗っては一緒に「安全地帯」の歌を聞いていました。一生懸命、知っている日本語を話してくれる運転手さんもいらっしゃいました。

そうこうしている内に必要最低限の広東語を身につけてきて、メモ無しでタクシーを使うようになってきた頃です。発音が悪かったのでしょう。「降りて!」と言われたこともありました。「まあ、仕方ない、広東語を頑張るしかないか・・」と思ったものでした。その後、何年か経ち、いつものようにタクシーに乗り込んだとき、ある運転手さんに「あなたを3年前に乗せたことがある。その時はメモを持っていたけど今は自分で言えるようになったんだね。」と言われました。べつに褒められたわけでもなく、普通の会話だったのですが、私には「頑張ったね」と言われたような気がして涙腺が少し緩くなってしまいました。後にも先にもこれが広東語を学んでいて一番嬉しかった瞬間でした。

その後も身の上話や世間話を聞かせてくれる方、運転中、粗口と呼ばれる所謂、スラングを連発される気の短い方、広東語の発音を直してくれる方、おびただしい数の携帯をハンドルの上に設置されている方等々、ユニークな方々に乗せていただきました。

 

そこでフレンドリーな運転手さんたち(に限り)訊ねてみました。

タクシードライバーが最も嫌いなお客トップ3

No. 1 道を細かく指定したり、運転手を怒ったり、ののしる客
No. 2 酔っぱらって吐く客
No. 3 近距離なのに高額札を出す客

 

道の指定は少し意外でしたが、あとは想像がつく内容でしたね。どの運転手さんもこれを聞くと喜んで話してくれ話が止まりませんでした。やはり色々ストレスがたまるのでしょうか。これからもタクシーの運転手さんとは仲良くやってきたいものです。

 

 


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ヨコヤマのプロフィール
香港は新界東部在住7年目。
トラムにも乗ったことがなく、都会の事情は観光客として来港する友人が 頼り。
全ての事を近場で済ませたい怠け者。

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