香港サッカー 楽山孝志の第二のサッカー人生

2014/03/24

2013年の中国2部リーグ深セン紅鑽でのプレーを最後に、現役選手生活からの引退を決めた楽山孝志氏が、第二のサッカー人生を歩み始めている。
その第一歩は、楽山氏が現役最後の3年間を暮らした深センの地、深セン日本人学校で催された講演会『夢に向かって』となった。
2月下旬の晴天の空の下、深セン日本人学校の校庭には小学1~4年生の元気が溢れていた。生徒達の面前には、つい昨年まで宝安体育場のピッチでカクテルライトを浴びていた楽山氏がいた。
男の子も女の子も、サッカーをしている子もしていない子も、楽山氏が用意したサッカーボールを使ったメニューに無我夢中。楽しみながらも競争心をくすぐる、アスリートならではの秀逸なメニューだった。
お昼のお弁当タイムの前に、スーツ姿に衣更えした楽山氏の講演会が行なわれ、生徒約140名と教員と父兄の受講となった。
夢(目標)を持つ事の大切さ、努力を惜しまない理由、失敗や挫折に負けない心構えなどについて、自らの小学生時代の体験談を織り交ぜての熱いメッセージが、壇上から伝えられた。
筆者は、日本語フリーペーパー各紙の現場取材をサポートする役目だったので、今回の講演の場に脚を運んだのだが、アスリートが過ごした幼少期の体験談は、非常に興味深い内容だった。
楽山氏は今後も深センに留まり、育成年代のコーチング業を開始する。
中国のプロリーグで3年間プレーした実績と、卓越した語学力を駆使して、住み慣れた深センの地をベースに、広く中国全土にその名を轟かせる事を、楽山氏はきっと成し遂げるであろう。
≪つづく≫

                     文/池田宣雄

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