故郷紹介「栃木県便り」

2018/07/03

PPWでは、より地元密着型を目指し、隔週で各県の取り組みや故郷紹介を行っていきます。

第一弾は「栃木県」!
栃木県香港事務所所長・毛塚氏にお話を伺いました。

所長

 

香港進出の背景をお聞かせください。
 我が県の香港事務所は1990年に設立され、来年10月に30周年を迎えます。当時、香港および華南地域に進出する栃木県企業が多かったため、そうした企業を支援するとともに、アジア地域における経済動向等の情報収集を目的として、香港に事務所を立ち上げました。

香港国際旅遊展(ITE Hong Kong)の様子

香港国際旅遊展(ITE Hong Kong)の様子

香港での取り組みとその状況は いかがですか?
現在は、進出企業の支援や香港栃木県人会の運営に加え、インバウンド誘客の取り組みに力を入れており、旅行見本市への出展やSNSを活用した情報発信を通じ、本県観光地の魅力を広くPRしています。
昨年は、対前年比160.5%、13,167名の香港人に本県に宿泊していただきました。香港の方は自然や花が好きですね。栃木には「竜頭(りゅうず)の滝」という紅葉で有名なスポットがあるのですが、そちらのアピールが響きました。今年の春も、藤の花で有名な「あしかがフラワーパーク」のPRを行い、かなり好調でした。

 

栃木県特産品の「にっこり(梨)」

栃木県特産品のにっこり(梨)

また、東日本大震災以降、香港では輸入規制が続いており、本県の農産物のほとんどは輸入することができませんが、今後、規制が緩和されたときに、本県特産品の「にっこり(梨)」などを多くの香港人に味わっていただくため、ローカル・日系問わずスーパーやレストランに対する積極的な販路開拓を進める予定です。

 

 

 

今後、どのような展開を考えていますか?
先行して取り組んでいる中国・台湾での実績を踏まえ、香港の学生に対する教育旅行の誘致を推進していきます。「日光江戸村」や「東武ワールドスクエア」をはじめ、栃木には子どもから高齢者まで楽しめる場所がたくさんあります。学生たちにその魅力を知ってもらい、彼らが家族と一緒に再び栃木を訪れるきっかけにしてもらいたいです。

栃木県産

このようなよい循環を目指しています。日光には行ったことはあるけれど、栃木県のことを知らないという香港人もたくさんいます。日光と栃木県を上手く結びつけ、更に、他にも素晴らしい場所があることを知ってもらい、栃木県の知名度を上げていきたいです。

06大藤竜頭の滝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


栃木県香港事務所
住所:Rm. 4001, 40/F., Hopewell Ctr., 183 Queen’s Rd. East, Wan Chai
電話:(852)2501-7222
ウェブ:www.tochigihk.com

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