読むだけでママが笑顔に「ままサプリ」連載 第72回 人生を陽転させる力

2018/03/27

人はみな、欠けてるところを探すのが上手です。
どんなに美味しいリンゴでも、小さな虫食いが見つかると買いません。
99%は完全でも1%の欠損で、「不良品」と決めつけます。
お母様方のお話を聞いていると、お子さんへの不満の裏側に実はとても素晴らしい可能性を秘めていることに気づくことがあります。

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先日、入学した学校に適応できず、上海に帰ってきたお子さんのお話をお聞きしました。
今は上海の学校にも慣れ、生活を楽しんでらっしゃるとのこと。
「失敗と気付いて、自分で道を変える力、そして、ひとたび変えたなら、言い訳をせず新しい環境に適応できる力、本当に素晴らしいお子さんですね。」
と声をかけると、お母様は泣いてらっしゃいました。
きっと親子でたくさんの葛藤があり、話し合いがあったことでしょう。一言で片付けられる話ではないと思います。

けれど、例えば「学校を途中で辞めた耐性のない子供」とレッテルを貼り、反省し続けることに何の意味があるでしょう?
今後、就職したり、結婚したり、新たな転機を迎えたときに、
「どんなに自分に合っていない大変な環境であっても、途中で辞めること、変更することは何があっても避けなければならない。」
という教訓を学んだとして、果たしてそれがお子さんの幸せに繋がるでしょうか?

欠けてる部分は、実は可能性なのです。
リンゴの虫食い甘い証拠。
まずいリンゴは虫も食べません笑

今の時代の今の社会から見たら欠けてる部分、問題行動かもしれない。けれど時代が変われば脚光を浴びるものに変わることも珍しくありません。

例えば今は「オタク」が何億も稼ぐ時代。
プロゲーマーなる職業も出てきて、e-sports(エレクトロニック・スポーツ)はオリンピックの種目に認定されるかもしれません。
そしてその大会の賞金は7億というから驚きです。

全てのものに「陰陽」が混在し、いつだって「陰は陽にもなり得るし、陽は陰にもなり得る」のです。
永遠に変わらないものなど一つもない。
そして、それが「陰だ」「陽だ」と決めているのは、他ならぬあなた自身です。
「どちらにもなり得る」ものなら、陽転させていい面を見てあげた方がその後の人生のプラスになる。
お子さんの一番の理解者であるお母様たちに一番身につけてほしい能力です。

Kyou氏

Kyou氏 プロフィール
海外で3兄弟を育てる中、人を育てる一大事業に頼れるものが何もないことに疑問を持つ。
現在上海ママたちに心理学、統計学、コーチングなどを基にした「ままサプリ」展開中。香港にて講座開催中♪

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