読むだけでママが笑顔に「ままサプリ」連載 第69回 それでも夫婦でいるために

2018/03/05

最近、離婚の相談をよく受けるようになりました。年齢的に子供が巣立ち、夫婦だけでの生活に入る手前で、悩む方も多いのではないかと思います。
子供が産まれると、女性は母性優位になり、子供にかかりきりになり、なかなか父性の育たない旦那様に、イライラすることが多くなります。
男性は、自分に向けられていた愛が全て子供に向いてしまったことに寂しさを感じ、また責任を求められることから逃げたくなります。
ある一定の期間、ベクトルが離れてしまった夫婦が、子供が巣立った時点からまた昔のようなパートナーになることはなかなか難しいものがあります。

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「色々ありますが、それでも夫婦でいる選択をしました。」
離婚の話し合いをしていた友人からのメールに涙が出ました。
友人も旦那様も苦しんで来たことを知っているから、「それでも」という言葉が美しいと思いました。

他人の関係で契約を結ぶのは夫婦だけ。
今の時代、結婚制度そのものが時代に合わないかもしれません。

人の気持ちは変わります。同じところに縛り付けることはできない。価値観も変化します。だからこそ一緒に生きていく人とは会話が必要になる。面倒でも気持ちを伝えあい、確認しあい、共に成長していくことができなければ一緒に生きることは難しくなります。
人間関係で一番難しいのは、身近にいる他人、パートナーなのではないでしょうか?
神様はもしかしたら、困難なことを知っていらっしゃって、「病めるときも健やかなるときも愛する」ことを誓わせたのではないでしょうか?

生きていく上では様々な困難に出逢います。
もともと人は不完全なので、1人で解決できることはほとんどありません。
自分の欠けてる部分を満たしてくれるパートナーと出会えた人は幸せです。
2人でいても不完全でも、1人でいるより多くの視点から多くのことを経験できる。
それが夫婦なのだと思います。

せっかく神様が誓わせてくださったご縁、夫婦は気長に相手を「眺める」ことが大切だと思うのです。眺めているうちに、相方の大嫌いだったところが、許せるようになったり、知らなかった部分を発見したりすることもあります。
「契約」しているからこそ「時間をかける」ことで状況が変わることはあると思うのです。
夫婦は一番近い他人同士。
相手から影響を受けることを許した他人。
長い年月を経るうちに「似た者夫婦」になっている。
いつかどちらかが転んだときに、どちらかが手を差し伸べることができる関係。
そういう相手がいる人は幸せな人なんだと思います。

Kyou氏

Kyou氏 プロフィール
海外で3兄弟を育てる中、人を育てる一大事業に頼れるものが何もないことに疑問を持つ。
現在上海ママたちに心理学、統計学、コーチングなどを基にした「ままサプリ」展開中。香港にて講座開催中♪

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