国際恋愛にチャレンジする際のポイント

2018/01/29

他国の人とデートすることは、国境を越えて他者と繋がり、彼らの多様な経験を聞くことにより、世界についての自らの見識を深めることができるという点で素晴らしい体験だ。しかし、文化の隙間を埋めるのは容易ではなく、ライフスタイルを完璧に合わせるのも難しいという一面もある。以下に国際恋愛カップル共通の課題と、困難を乗り越えるためのポイントを挙げてみよう。

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1.言葉の壁
当たり前だが、パートナーの言葉を理解することは非常に大切なこと。恋愛に夢中になっている間は言葉なんて関係ないと思うかもしれないが、それは大きな間違いだ。

言語の壁が与えるストレスは本当に大きい。一方が、母国語でない言葉で話さなければならない場合は特にそれが顕著になる。生活における様々なトラブルに対処する時など、母国語以外の言語で良い関係を構築するのは非常に難しい。

さらに、コミュニケーションスタイルの文化的な違いを忘れてはならない。例えば異なる文化の人達が同じ言葉と単語を使っても、まるで違う意味に伝わってしまうことがある。

ただ、それによって関係を諦める必要はない。例えば相手の母国語を学ぶのは1つの手段であり、遠距離恋愛などの場合は特に、パートナーを気にかけていることを示すアピールにもなる。そして言語と文化は密接に結びついているので、相手の母国語を学ぶことは相手の国の文化を知り、理解することへと繋がっていく。

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2.お互いへの期待の相違
これは互いに対する要求について話していないカップルについても言えることだが、文化の異なる関係上ではより顕著になることがある。ある国では女性は結婚すると主婦になることが一般的でも、別の国では結婚してもキャリアを高めていくことが一般的であり、主夫も珍しくなかったりするように、老家族のケア方法、子供を持つかどうか、子供の育て方など、国によって常識は大きく異なる。ある人が結婚を真剣に考えている一方、相手は休暇中の火遊び程度にしか考えていない、というようなことも起こりうるのだ。

こうしたトラブルを避けるためには、お互いが期待したり望んでいるものや、自分が与えることができるものについて、率直に話し合うことが重要だろう。

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3.過度な不安
時に結婚生活に疑念を抱くのは誰にでもあることだ。でも移住先が、知っている人が1人もいないような外国だった場合はどうだろう。そしてまだあまり良く知らない、意志の疎通もうまくできない人達の家族の一員になるという状況だったなら。しかもキャリアの向上も見込めないような環境だったら…。

実際、そこまで悪いものではないかもしれないが、多くのカップルがつまづきやすいポイントであることは確かだ。ここでも大切なのは、コミュニケーションとお互への深い理解。(また?と思うかもしれないが。)まだ思いつかない不安を解消することは出来ないので、不安に思うことをとりあえず話し、相手の不安を理解できる、できないに関わらず、互いに支え合うための方法を模索することが必要になる。

あっという間に恋に落ちて移住を決めてしまったような場合は、より独立したライフスタイルを見つけるのも手だ。キャリアと社会生活を順調に営むことが出来れば、恐れや不安はおのずと薄らいでいく。

4.物理的な距離
遠距離恋愛になった場合、相手と人生を共有できていないように感じることもあるだろう。特に時差があると、あらゆる種類のコミュニケーションはより困難になる。

遠距離恋愛を永久に続けることはできないが、再び一緒にいられるようになるまで二人の関係性を助けてくれる方法はいくつか存在する。幸いなことに現代にはインターネットがあり、Skypeでデートをしたり、メールを送り合ったりと、様々な連絡方法がある。一緒に外出することはできなくても、海外ドラマを一緒に観たり、オンラインゲームをプレイしたりして、同じ時間を共有することは可能なのだ。それで物理的な繋がりを補完することができないと思うかもしれないが、そんな時は少々柔軟に考えてみてほしい。カップルによって関係性の考え方は異なるが、例えばそれを正直に話し合うことで、お互いの内面をより深く知ることができるかもしれない。

何事も前向きに考える事は非常に大切だ。たとえ地球の裏側に住んでいても、世界の終わりのように絶望する必要はない。

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