僕の香妻交際日記 第4回 私がレストランを開いたら。

2017/05/31

香港のレストランの店員って態度が悪いというか、ウマが合わないというか、なんかスムーズにコミュニケーション取れないときありますよね。
先日、母の日ということで、妻方の家族と一緒にステーキハウスへ行ったときのことです。
メインディッシュを終えて、デザートを注文したんですが、一向にデザートもコーヒーも出てこない…
ちょっとおかしいと思っていたところ、マネージャーらしき人がやってきて、
マネ:「そろそろデザートのほうはいかがですか?」
妻:「いや、さっき頼みましたけど。」
マネ:「そうですか? どのスタッフに頼みましたか?」
とこちらを信用していない様子。
妻:「あそこのメガネをかけた女性スタッフだけど…」
とマネージャーらしき人にそのスタッフを呼んできてもらいました。
そして、その女性スタッフも当然私たちのことを覚えていると思ったので、
妻:「さっきデザート頼みましたよね?」
と聞くと、女性スタッフ「モウア…(訳:されてませんけど何か?)」…

スプーンの置き場所ひとつで店の品格が分かりますね。。

スプーンの置く場所ひとつでその店の品格が分かりますね

その後、香港のレストランのサービスの悪さについて
妻から私が説教を受けました。そして、妻が最後に放った一言。
「私が香港でレストラン開いたら、絶対五つ星取る自信あるわ」

特に最近はおもてなしの仕方を知らないスタッフが多いようです。
お茶やおしぼりの置き方、注文の取り方、料理の出し方など、レストランによって全然クオリティが違います。
もちろんレストランに限らず、洋服屋さんや電器屋さんなどどこのお店でも同じことが言えます。
こういったサービスやマナーの低下について、妻いわく、自分の仕事に誇りを持てていない香港人が多いのが原因とのこと。
特に香港人の優先事項はお金。
お金のために働いているだけで、その仕事が好きで働いているわけではありません。
そうすると、例えば何かミスを犯したとして、お客さんに謝っても時給50ドル、謝らなくても時給50ドルなら、ほとんどの香港人は後者を選んでいるのが現実なわけです。
一時低迷した日本マクドナルドの復活の一因として「スマイルゼロ円の復活」が取り上げられているのを見ましたが、香港にもこのスマイルゼロ円の文化を取り入れた方がいいかもしれませんね。

それにしても、レストランのあのサービス料10%ってどうにかならないかな~

ルーシー龍

ルーシー龍(りゅう)
香港人妻との結婚歴3年目の日本人。沢木耕太郎の「深夜特急」を読んでチョンキンマンションに憧れて香港にやって来る。趣味は早く家に帰って妻と一緒にTVBのドラマを見ること。

 

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