鬼才カルロス・クルス=ディエス 香港初の個展を開催

2017/04/10

南米のベネズエラ出身の「色彩の達人」と言われているアーティストのカルロス・クルス=ディエス(Carlos Cruz-Diez)の香港初の個展が5月25まで「Le French May」のプログラムの1つとして開催される。見る角度によって色や絵が変化していく彼の作品は世界中で注目を浴びている。
彼は、1950年代後半から60年代にかけて新しい美術分野として定着していった目の錯覚や、見る人の視点によって動いてるように見える「動き」を取り入れたアートの、オプ・アートやキネティックアートを作品に取り入れた先駆者の1人。キネティックアートとは、機械仕掛けで動作・発行する作品、そしてオプ・アートとは、目の錯覚や、見る人の視点によって動いてるように見える作品など、「動き」を取り入れたアートのこと。

カルロス・クルス=ディエス

Visita SCAD 2017
Ciudad de Panam·, Panam·

今回の彼の個展では、60年以上にわたり、色彩、線、知覚、そして新しい材料での実験や技術を根気よく研究し続けて完成した、最も洗練された作品を紹介する。特にオプ・アートやキネティックアートの分野で、世界でも最も重要なアーティストと言われているカルロスの作品を香港で見ることのできるまたとない機会。

Carlos Cruz-Diez: Mastering Colour by Puerta Roja
場所:Puerta Roja, Soho 189 Art Lane,
189 Queen’s Rd. West, Sheung wan
電話:(852)2803-0332
ウェブ:www.puerta-roja.com

Pocket
LINEで送る