日本人アーティストによるイベントを主催

2017/03/06

日本人アーティストによるイベントを主催

スワロフスキーフェアの正面玄関に飾られる「Sharevari」は機械仕掛けの鍵盤打楽器(クリスタロフォン)。直径95mmから250mmの16本の真鍮製の機械構造で、c1からd3までの音域をカバーしており、ブラス・ハンマーがクリスタル・ガラスをたたくと、振動が伝わり美しく澄んだ音が出る仕組みだ。開発者のスズキユウリ氏は「スワロフスキー・デザイナーズ・オブ・ザ・フューチャー・アワード2016」を受賞した3人のうちの1人。日本のアートユニット、「明和電機」での活動を経て英国王立芸術学院で学び、ロンドンを拠点として世界的に活躍するデザイナーでありエレクトロニック・ミュージシャンでもある。

スワロフスキー

同賞受賞後、スワロフスキーの創造性とイノベーションを探るため、オーストリアにある原点の地、ヴァッテンスを訪れた彼は、旅で受けた刺激を糧に、スワロフスキーの技術者チームの協力を得て「Sharevari」を創作。チームは調和振動数を計算することで全体の音域を拡げ、系統立った綿密な研磨の過程やテストを通してこの楽器を微調整した。その結果、スズキ氏オリジナルの曲を演奏するだけでなく、聴衆もセンサー網を通じて自身の手で曲を「指揮」できる、ユニークな楽器の展示が実現したという。

スワロフスキーは、3月17日から4月6日にかけてアーティストゥリーで催される、ロンドンのサーペンタイン・ギャラリーによる『ザハ・ハディド展』もサポートする予定だ。

Sharevari by Yuri Suzuki
VIP プレビュー: 3月20日(月) 15:00~17:00
初日夜:3月20日(月) 17:00~21:00

一般オープン時間
3月21日(火)/22日(水) 12:00~17:00
3月23日(木) 12:00~21:00
3月24日(金) 12:00~19:00
3月25日(土) 11:00~19:00

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