浙江省博物館との共催で良渚文化の工芸品を展示

2017/02/20

良渚文化の工芸品 良渚文化の工芸品

香港康樂及文化事務署は浙江省博物館と協同で、良渚文化(Liangzhu Culture)に関する展示を行う。

中国南部に興った良渚文化は、4000年前突如姿を消した。それらの文化や宗教的な信条についての記録は残っていないが、揚子江デルタ付近からは何千もの質の高い工芸品が発掘されており、良渚文化は中国文明の解明において重要な存在であると認識されている。

繊細な彫刻を施され埋葬されていた玉石、石製の農具、ユニークな形をした黒陶器など、今回展示される118点の新石器時代の工芸品には、当時の人々の暮らしや宗教観、彼らの思考性が現れており、この時代における良渚文化の素晴らしい遺産であるといえる。

特に良渚文化を象徴する玉石彫刻の代表的な作品である玉琮、王の墓から出土し、彼らの杖の頂を装飾していた玉石、墓を守るように棺の上に置かれていた3つの突起を備えた翡翠の銘盤など、神獣や動物など様々なモチーフが彫られ、ユニークな形が特徴的な玉石達を、じっくりと鑑賞してほしい。

展示は3月1日から5月30日までで、香港公園内の香港茶具文物館にて行われている。

The Legacy of Liangzhu Culture
住所:G/F., Flagstaff House Museum of Tea Ware, 10 Cotton Tree Drive, Central(inside Hong Kong Park)
日時:3月1日~5月30日

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